出版社内容情報
意味を形式化して考えるツールとして言語学や分析哲学で広く使われていながら、へんてこな記号が乱舞する形式意味論。気になるけれどなかなか入門できずにいる読者を、形式意味論の核心に手引きします。論理記号は控えめ、図解はたっぷり。語り口はくだけているけれど、いたって大まじめです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
14
なぜ私は普通に喋ることができるのか(理解してないのに)2015/10/16
Akiro OUED
3
文の意味を知ることは、その文の真理条件を知ることだ。なるほど。文の中のどの単語に焦点を当てるがによって意味が変わる現象は面白い。語順に厳格な英語ならではかもね。日本語なら語順を入れ替えて意味を変えられる。形式意味論は、哲学や計算機科学など密接な関係にあるってのがよくわかった。2023/02/18
rabbitrun
3
副題に偽りなし。ある言葉や文章に意味があるとかないというときの「意味」について研究する分野があることを知ったのは収穫。ただ意味とは何かという問いの答えとしては自分の期待したような内容ではなかった。2016/02/29
不以
3
めっちゃくだけたかんじで進む形式意味論ばなし。やたら平易なので、こんなんあるんだなと門外漢でもなんとなく感心しながら読めた。2015/09/16
books
2
ノリノリな訳