基礎から学ぶ生命倫理学

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基礎から学ぶ生命倫理学

  • 村上 喜良【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 勁草書房(2008/04発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326101818
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C3012

出版社内容情報

高度な医療やバイオテクノロジーが生活を根底から変えつつある今、必要とされる倫理的リテラシーとは何か。私たちの「命」を考える。

妊娠中絶、生殖補助技術、脳死と臓器移植、安楽死など、生命倫理学で取り上げられる問題は「命」の極限を取り扱いつつも常に私たちの身近にある。「命」と向き合う場面で、私たちは何をどのように考えればよいのか。基礎的な知識を整理し、問題の背景を捉えることで、自ら見きわめ考え抜くための倫理的リテラシーの基本を身につける。

[関連書] T.シュランメ 『はじめての生命倫理』 (勁草書房刊)


はしがき

Ⅰ 基礎を知る

第1章 生命倫理学とは何か
 1 何をどのように考察するのか
 2 どのような特徴と姿勢が必要か
 3 医療倫理やエコロジーなどとの関係

第2章 生命倫理学の基礎知識
 1 ヒポクラテス流の誓いの限界
 2 自律を尊重すること
 3 インフォームド・コンセント
 4 パターナリズム

Ⅱ 生命倫理学の争点

第3章 人工妊娠中絶
 1 日本の現状
 2 中絶を認める/認めない理由は何か
 3 潜在的人格である胎児とは何か
 4 産む/産まないは女性の権利か
 5 胎児と女性の権利の交差点

第4章 生殖補助技術
 1 拡散する家族
 2 子供を選ぶということ
 3 受精卵を用いた研究は許されるか

第5章 遺伝子操作
 1 神や自然の運命からの解放
 2 遺伝子の排除と選択
 3 遺伝子検査による予防と治療
 4 ヒトを改良し強化する
 5 改良は悲劇の始まりか
 6 解放でも従順でもなく謙虚であること

第6章 脳死と臓器移植
 1 論争を振り返る
 2 問題を整理する
 3 脳の死とは何か
 4 脳の死は人の死か
 5 脳死を判定する基準は何か
 6 脳死からの臓器移植

第7章 安楽死・尊厳死
 1 判例を見る
 2 死が生命の尊厳を超えるとき
 3 死を認める条件とは何か
 4 日本の終末期医療ガイドライン
 5 日本はオランダではない

Ⅲ 議論を深める

第8章 生命倫理学と宗教の関係
  1 問題の所在
  2 自己決定権的生命倫理学の成立と発展
  3 アメリカにおける生命倫理学と宗教
  4 日本における生命倫理学と宗教
  5 宗教の背後にあるもの

第9章 自己存在と自己決定
  1 私があるということ
  2 他者が交差する自己決定
  3 私は臓器の総和だろうか

第10章 ケアという視点
  1 産まれること・育むこと
  2 死ぬこと・死を看取ること
  3 受け入れて気遣うこと

参照文献一覧
参照ホームページ一覧
あとがき
人名索引
事項索引
法律・宣言・ガイドライン索引

内容説明

高度な医療やバイオテクノロジーが私たちの生活を根底から変えつつある今、必要とされる倫理的リテラシーとは何か。私たちの「命」を考える。

目次

1 基礎を知る(生命倫理学とは何か;生命倫理学の基礎知識)
2 生命倫理学の争点(人工妊娠中絶;生殖補助技術;遺伝子操作;脳死と臓器移植;安楽死・尊厳死)
3 議論を深める(生命倫理学と宗教の関係;自己存在と自己決定;ケアという視点)

著者等紹介

村上喜良[ムラカミキヨシ]
1957年石川県に生まれる。1993年上智大学大学院哲学研究科博士後期課程退学。現在、立正大学文学部哲学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

15
中絶。自殺。その他諸々の生命倫理について。倫理観はそれが扱われる時や場所によって大きく異なるものだから、絶対の正解など存在しないし、人間が存在している限り、どうするべきなのかと考え続けなければならないのだけれど、結局は個人の範疇で許される(筈)の事柄を、社会のためにどの程度我慢させなければならないのかということが一番大きいのではないかと感じた。堕胎もあなたが死ぬのも自由。でも、その自由を全て認めたら社会が崩壊するかもしれない。そうだとしたらそれを許しても良いのだろうか。正解も不正解も存在しない。2022/02/20

穀潰し

0
初学者ですがスイスイ読めました。各々の問題の賛成/反対意見、それに対する反論が整然と述べられています。寛容な自己決定権は先端医療技術の是非をめぐる問題圏の外にある、という視点はハッとしました。その人が幸せになるならいんじゃない?という無関心/無責任は、社会的な影響の大きさを考慮にいれておらず安易だといいます。生命倫理学に関わる諸問題はもはや自己決定権で片付けることは出来ず、社会的な問題として捉えるべきであるとも。自然を畏れすぎず冒涜することなく対話しながら慎重に進めという著者の意思が随所から感じられます。2014/11/12

ゆで卵

0
学校のテキスト2012/09/25

幻 透

0
「妊娠中絶」や「安楽死」等の『生』にまつわることが章別に書かれています。私個人としては著者の考えと対立するところもありましたが、そういったことも含めて非常に為になる本だと思います。2012/01/14

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