内容説明
科学哲学の現代的な展開の一つとして現在大きな注目を集めている「生物学の哲学」。代表的な論文12篇を厳選して収録し、日本における近年の研究の概観を示す。
目次
序論 ダーウィンと進化論の哲学
A ダーウィンの哲学(形質分岐の原理―ダーウィンとウォレス;19世紀イングランドの科学哲学―自然選択説をめぐって;ダーウィンとイギリス自然神学―適応としての人間本性;「ダーウィン革命」とは何であったか;現代進化論と現代無神論―デネットによる概観を軸に)
B 進化論の哲学(生命を自然的に捉える;進化論の還元不可能性;「エボデボ革命」はどの程度革命的なのか;進化生物学と適応主義;文化の進化可能性―心理メカニズムの観点から;生物経済学―もう一つの統合)
著者等紹介
横山輝雄[ヨコヤマテルオ]
1952年生まれ。南山大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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