出版社内容情報
Ⅰ デカルトの形而上学と中世哲学
―自然学の形而上学的基礎づけの背景―
Ⅱ デカルト『省察』の形而上学
―その内容と論証構造―
1 普遍的懐疑の機能と特質
2 コギトの定立とその構造
3 神の存在証明―結果からの証明
4 誤謬論と自由の概念
5 神の存在論的証明の構造
6 物質的事物の本質と存在
Ⅲ デカルト『哲学原理』の自然哲学と自然学
序章 デカルトと『哲学原理』
1 デカルト自然学の形成過程
2 デカルトの自然哲学―形而上学と力学
3 天体論と宇宙生成論―『哲学原理』第三部
4 地球の生成と地上の諸現象―『哲学原理』第四部
5 デカルトと近代科学
Ⅳ デカルトにおける心身問題と道徳論
付論 科学的世界と日常的世界―デカルトとウィトゲンシュタイン
あとがき
引用および参照文献表
人名索引/事項索引 目次
Ⅰ デカルトの形而上学と中世哲学
―自然学の形而上学的基礎づけの背景―
Ⅱ デカルト『省察』の形而上学
―その内容と論証構造―
1 普遍的懐疑の機能と特質
2 コギトの定立とその構造
3 神の存在証明―結果からの証明
4 誤謬論と自由の概念
5 神の存在論的証明の構造
6 物質的事物の本質と存在
Ⅲ デカルト『哲学原理』の自然哲学と自然学
序章 デカルトと『哲学原理』
1 デカルト自然学の形成過程
2 デカルトの自然哲学―形而上学と力学
3 天体論と宇宙生成論―『哲学原理』第三部
4 地球の生成と地上の諸現象―『哲学原理』第四部
5 デカルトと近代科学
Ⅳ デカルトにおける心身問題と道徳論
付論 科学的世界と日常的世界―デカルトとウィトゲンシュタイン
あとがき
引用および参照文献表
人名索引/事項索引
目次
Ⅰ デカルトの形而上学と中世哲学
―自然学の形而上学的基礎づけの背景―
Ⅱ デカルト『省察』の形而上学
―その内容と論証構造―
1 普遍的懐疑の機能と特質
2 コギトの定立とその構造
3 神の存在証明―結果からの証明
4 誤謬論と自由の概念
5 神の存在論的証明の構造
6 物質的事物の本質と存在
Ⅲ デカルト『哲学原理』の自然哲学と自然学
序章 デカルトと『哲学原理』
1 デカルト自然学の形成過程
2 デカルトの自然哲学―形而上学と力学
3 天体論と宇宙生成論―『哲学原理』第三部
4 地球の生成と地上の諸現象―『哲学原理』第四部
5 デカルトと近代科学
Ⅳ デカルトにおける心身問題と道徳論
付論 科学的世界と日常的世界―デカルトとウィトゲンシュタイン
あとがき
引用および参照文献表
人名索引/事項索引
内容説明
形而上学から自然学、道徳論に至るデカルト哲学の全体を論述。内在的論理と論証構造に留意し、堅固で体系的な解釈を提示する。
目次
1 デカルトの形而上学と中世哲学
2 デカルト『省察』の形而上学
3 デカルト『哲学原理』の自然哲学と自然学
4 デカルトにおける心身問題と道徳論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Z
9
とで確実な認識というものを探究、構成しようとしたが、デカルトは日常的な認識は疑わなかった。デカルトの方法的懐疑は自然科学の認識の基礎をめぐる思想であり、感覚知覚は何がよく何が悪いことかを生存レベルで教えてくれる自然の教えとした。これはウィトゲンシュタインの言語ゲームと同じく、科学の客観的な言語の領域と、私、ここ、今など発話の状況と切り離せない自己中心的な特定の言葉の含まれる日常的な領域を区別するものだ。そして愛や意欲など、社会的なつながりをつくる情念などをデカルトは重視しており、社会思想もあったことは驚い2019/04/24
Z
8
名著。デカルト哲学の本質に迫りつつかつ現代的にデカルトを読むとはということも展開される。デカルトは本質、数学、論理、精神などの伝統的にイデア界に割り振られていた領域と、それが法則を課す自然界の領域、そしてそれが混じり会う感覚なり日常的な領域の3つの分野で仕事をした。例えばフッサールなどは、『デカルト的省察』というタイトルの本もあるが著者は彼をデカルト的ではないという。フッサールの哲学は外部のものを徹底的に疑い、超越論的主観性なる、経験的前提を剥ぎ取ったところに残るような主観(なんのこっちゃ)に結びつけるこ2019/04/24