出版社内容情報
6人の〈愛智者〉をとりあげ,古来から今日に問われる根本的な思索のテーマ群を示す。宗教言語の分析を通して披く中世との対話。
目次
Ⅰ 宗教言語の方法
1 心とは何か―心言語とわたし・他者の交流―
2 宗教言語が披く地平と科学的世界―十字架の聖ヨハネに拠る―
Ⅱ 開拓者たち
3 ニュッサのグレゴリオスにおける「神の似像」―エペクタシス表現を
契機として―
4 アウグスティヌスにおける「人間」の成立―『三位一体論』(第八巻)
の三一的言語が照射する地平―
5 擬ディオニュシオスの言語表現「神秘」をめぐって
Ⅲ ドミニコ派の人びと
6 ドミニコの霊性と説教者兄弟会(Ordo Frantrum Praedicatorum)
―言の新たな次元の開披―
7 人間的行為の根拠とわたしの生の成立―トマス・アクィナスに依拠しつつ
8 人間の成立とカリタス的存在体験―PrudentiaとCaritasの徳の射程から―
9 恩恵的行為論の披く「存在と人間」理解―トマス・アクィナスを通じて―
10 言語と現実―マイスター・エックハルトの類比的言語用法が披く現実―
あとがき
初出一覧
索引
内容説明
6人の〈愛智者〉をとり上げ、古来から今日に問われる根本的な思索のテーマ群を示す。宗教言語の分析を通して披く中世との対話。
目次
1 宗教言語の方法(心とは何か―心言語とわたし・他者の交流;宗教言語が披く地平と科学的世界―十字架の聖ヨハネに拠る)
2 開拓者たち(ニュッサのグレゴリオスにおける「神の似像」―エピクタシス表現を契機として;アウグスティヌスにおける「人間」の成立―『三方一体論』(第八巻)の三一的言語が照射する地平
擬ディオニュシオスの言語表現「神秘」をめぐって)
3 ドミニコ派の人びと(ドミニコの霊性と説教者兄弟会―言の新たな次元の開披;人間的行為の根拠とわたしの生の成立―トマス・アクィナスに依拠しつつ;人間の成立とカリタス的存在体験―PrudentiaとCaritasの徳の射程から;恩恵的行為論の披く「存在と人間」理解―トマス・アクィナスを通じて;言語と現実―マイスター・エックハルトの類比的言語用法が披く現実)
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- 幽霊塔 江戸川乱歩文庫