出版社内容情報
専門図書館職員を対象にそのキャリア形成と人材育成の状況を明らかにし、修得した知識・技術を担保し得る認定のしくみを検討する。
専門図書館は日本に1600機関以上存在するが、経済環境や情報通信技術が変化するなか、親機関の事業目的や使命の達成に寄与し得る資料情報の提供を通して意思決定を支援することが求められている。専門図書館職員の実情を把握した上で、そのキャリア形成と人材育成のあり方、ならびに知識・技術の認定を可能とする制度を検討する。
内容説明
図書館情報学関係者の必読書。専門図書館を職務、人材、組織の3つの側面から捉え、実証研究の結果を踏まえて、専門図書館職員のプロフェッション性と評価の仕組みを検討する。
目次
第1章 序論:専門図書館職員の育成を検討するにあたって
第2章 専門図書館職員の職務を構成する知識・技術
第3章 職務経歴から捉えた専門図書館職員のキャリア形成のプロセス
第4章 専門図書館職員のプロフェッション性
第5章 組織の側から捉えた専門図書館職員の人材育成
第6章 専門図書館職員の認定資格制度
第7章 結論:専門図書館職員に必要となる知識・技術の特性
著者等紹介
青柳英治[アオヤギエイジ]
筑波大学大学院博士後期課程修了。博士(図書館情報学)(筑波大学)。現在:明治大学文学部専任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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