出版社内容情報
日本には、官庁や議会等の公的機関、研究所・博物館等の調査研究機関、企業・団体等が運営する図書館など多くの「専門図書館」が存在する。本書は大学の司書養成課程で学ぶ学生や、図書館で実務を行う現職者向けに、専門図書館の役割と業務を体系的にまとめたテキストであり、その役割と実務について理解を深めることができる。
内容説明
多様な専門図書館の歴史・役割・しごとを体系的に解説した初のテキスト。専門図書館の初任者や現職者の実務の手引きに。大学等の司書課程の履修者や図書館情報学を学ぶ学生の副教材としても最適。
目次
第1章 専門図書館の役割
第2章 専門図書館のマネジメント
第3章 コレクションの構築
第4章 資料の組織化
第5章 利用者へのサービス
第6章 情報検索サービス
第7章 情報の編集と資料のデジタル化
第8章 図書館サービスにかかわる著作権
著者等紹介
青柳英治[アオヤギエイジ]
明治大学文学部教授。明治大学経営学部卒業、同大学院経営学研究科博士前期課程修了、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(図書館情報学)
長谷川昭子[ハセガワアキコ]
日本大学文理学部非常勤講師。早稲田大学第一文学部卒業、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(図書館情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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軍縮地球市民shinshin
7
必要に迫られて読んだ。「専門図書館」とは、企業や国立や民間の研究施設、博物館、病院等に附設された図書館のことを指す。一般の利用者からはなじみが薄いが、企業等に所属する研究者にはなくてはならない施設だ。ただ最近は企業の研究所では経費削減の影響で図書館施設を縮小する傾向があるという。また理系分野や法律・経済・金融系の資料を扱っている館が多いため、書籍という媒体ではなく、データでの収集を主としている所が多いという。専門図書館員の格好な手引書といえる。2017/11/16
poxxqwr
0
課題のために読んだ。情報が新しく網羅的に専門図書館について説明されていると思う。2022/02/09