内容説明
スポーツ選手が大会前に強化合宿を行って試合を闘い抜くための胆力を養成するのと同様に、税理士もまた、調査の現場での「真剣勝負」に耐え得る対応力を身につけるためには、実例を踏まえたケーススタディによって実践力を強化する必要があると考える。書名を「強化書」としたのは、このような趣旨を体現しているからにほかならない。―「はじめに」より。
目次
第3編 法人税編(一つの土地を共有している場合の分割について指摘された!;短期前払費用として一時の損金にできる費用について指摘された!;購入棚卸資産の取得価額に算入しないことができる費用について指摘された!;未着品の評価と既着品の評価の違いについて指摘された!;有姿除却の対象となる資産について指摘された! ほか)
第4編 所得税編(請求書の金額を集計すると売上1,000万円を超える?~売上金額の不一致;経費支出が原資以上になっていた!~経費金額の不一致;実地調査の前日に修正申告をした!;調査結果の説明後に調査を再開するとの連絡があった!;接待交際費が売上金額の半分程度の金額になった!~家事費 ほか)
参考資料1 税務調査手続に関するFAQ(一般納税者向け)
参考資料2 税務調査手続に関するFAQ(税理士向け)
著者等紹介
宮下裕行[ミヤシタヒロユキ]
税理士。東京国税局調査部、同局資料調査課主査、保土ヶ谷税務署副署長、特別国税調査官等を経て、税理士登録。現在、東京地方税理士会税法研究所研究員を務める。著書多数
柳谷憲司[ヤナギヤケンジ]
税理士。大学卒業後、国税専門官として採用され東京国税局に入局。同局管内の税務署において、個人事業主や海外取引を行っている個人への税務調査及び申告相談事務等、東京国税局課税第一部国税訟務官室及び国税庁課税部審理室において訟務(税務訴訟)事務、東京国税不服審判所において審査請求の調査事務に従事。令和3年9月に税理士登録後、勤務税理士を経て、現在開業税理士。著書多数
安部和彦[アンベカズヒコ]
税理士・ファイナンシャルプランナー・拓殖大学教授。1967年大阪生まれ、1990年東京大学文学部卒業、同年国税庁入庁国税庁調査課及び名古屋国税局調査部において法人税・消費税の税務調査に従事、1995年国税庁退官、2006年安部和彦税理士事務所開設、現在、税理士業務とともに拓殖大学商学部教授を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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