内容説明
スポーツ選手が大会前に強化合宿を行って試合を闘い抜くための胆力を養成するのと同様に、税理士もまた、調査の現場での「真剣勝負」に耐え得る対応力を身につけるためには、実例を踏まえたケーススタディによって実践力を強化する必要があると考える。書名を「強化書」としたのは、このような趣旨を体現しているからにほかならない。―「はじめに」より。
目次
第1編 全般編(初めての税務調査で不安でしかたがない~税務調査とは?;税務署から電話で突然「税務調査に伺いたい」と言われた!~税務調査の法的根拠は?;「調査」に該当しない行為とは何を指すのか?;調査の担当部署により対応が異なる?;取引先の社長から電話で連絡が!~反面調査と守秘義務 ほか)
第2編 相続税編(相続税の実地税務調査を取り巻く状況;相続開始前の多額の出金について質問応答記録書を求められた!;複数回にわたり質問応答記録書を徴求され、修正申告勧奨を受けた!;国外財産の申告漏れについて指摘された!;調査通知を受けた相続人から財産の申告漏れについて相談があった! ほか)
参考資料1 事務運営指針
参考資料2 税務調査通達
著者等紹介
安部和彦[アンベカズヒコ]
税理士・ファイナンシャルプランナー・拓殖大学教授。1967年大阪生まれ、1990年東京大学文学部卒業、同年国税庁入庁国税庁調査課及び名古屋国税局調査部において法人税・消費税の税務調査に従事、1995年国税庁退官、2006年安部和彦税理士事務所開設、現在、税理士業務とともに拓殖大学商学部教授を務める。著書多数
河合厚[カワイアツシ]
税理士・税理士法人チェスター東京本店代表、東京国際大学特任教授。国税庁出身で、国税庁個人課税課課長補佐、税務大学校専門教育部主任教授、大阪国税不服審判所審理部長、税務署長を歴任。令和2年、税理士法人チェスター審査部部長。著書多数
前山静夫[マエヤマシズオ]
税理士・税理士法人チェスター東京本店審査部所属。国税出身で、関東信越国税不服審判所審判官、関東信越国税局審理課長、同国税訟務官室長、税務署長を歴任。税理士法人チェスターでは相続税の生前相談のほか、税理士会において実務セミナー講師を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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