目次
第１部 中越地震からの復興を読み解く（新潟県中越地震発生；中山間地の再生・復興の初期準備段階；新潟県中越大震災復興ビジョンの策定；震災復興の一〇年を支えた三極構造と中越大震災復興基金；第一期・復旧期―創造的復旧；第二期・再生期；第三期・発展期；震災から一〇年、そして次の一〇年に向けて）
第２部 中越地震からの復興（被災地の今；中越大震災復興基金が果たした役割；復興まちづくりにおける「地域復興支援員」の取組み；転居者における暮らしの再構築；被災地における一〇年目のコミュニティ復興感）
第３部 中越から東日本へ、全国へ（中越が学んだ復興への取組み；東日本へ、全国へ、何を伝えるのか；東日本へ、全国へ、伝えたいこと）
感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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中山間地の災害復興においては、住宅再建や生活再建で災害前の暮らしを取り戻すだけではなく、持続可能な山の暮らし、新たな日常の獲得につながる地域や集落の復興と再生が重要となる（はじめに）。中越大震災は中山間地の大規模被災で戦後初の体験だった（１３頁）。震災は、最素朴と最先端が結びつくことの重要性とその場合の無限ともいえる可能性を示した（８９頁）。長岡市でのこれからの地域づくりの方向性（９９頁図２－２１）にあるように、冬場の雪おろしは大きな問題だと思う。2015/10/27
