内容説明
ゲーテ、ワーズワス、コンスタブル、ベートーベン、ショーペンハウアー、ワーグナーら、19世紀西欧の芸術家・思想家約40名の代表的な作品を取り上げて論評。ロマン主義から世紀末の審美主義にいたる諸芸術の変遷、ニーチェ登場に至る19世紀文化思想史の実相を描く名著、待望の邦訳登場!
目次
序論 歴史家の問題
第1部 古代思考の終焉(規範と文化;楽園と永遠 ほか)
第2部 疎外されたヴィジョン(自我の発見―ゲーテ、カント;探求者・一―バイロン、スタンダール ほか)
第3部 英雄的な贖い主(価値なき世界―ベートーベン、カント、ヘーゲル、ショーペンハウアー;超越的な権威―カーライル、バルザック、スコット ほか)
第4部 幻影と実在(困難に直面する超越主義―ディズレリ、カーライル、バルザック;挫かれた英雄 ほか)
第5部 様式と価値(アイデンティティと人格―ワーグナー、スウィンバーン、ワイルド、モロー;アイデンティティと様式―ブラームス、マラルメ ほか)
著者等紹介
高柳俊一[タカヤナギシュンイチ]
上智大学名誉教授。Ph.D.(Fordham University,New York)
野谷啓二[ノタニケイジ]
神戸大学教授。博士(文学、上智大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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