目次
第1章 子どもは自分に引きつけて学ぼうとしている
第2章 こんなにも難しく、そしてステキな出来事である授業
第3章 おいしい授業づくりの厨房拝見
第4章 「習得」と「活用」について心理学者の意見を聴いてみよう
第5章 点数競争なんかやめにして、子どもの育ちで勝負したい
第6章 やっぱり最後は現場の力なんだ
著者等紹介
奈須正裕[ナスマサヒロ]
上智大学総合人間科学部教育学科教授。博士(教育学)。1961年徳島県生まれ。徳島大学教育学部卒、東京学芸大学大学院、東京大学大学院修了。神奈川大学助教授、国立教育研究所室長、立教大学教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杉本一生
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子供の視点に立った授業づくりの大切さを改めて感じる。2021/02/07
Koki
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子どもの発言の背景にあるものまで見取る深さ・温かさを学ぶことができる好著。見取ったことを座席表に記録していく、しかしその記録はその日のもので、今日のものではないこと、しかしその連続性の中でとらえていくことの大切さ、地道で真摯な取り組みでしか子どもを見る目は鍛えられないと受け止めた。この本で取り上げられた例は特別なものではなく、どの教室でも行われていることを心にとめて、日々子どもの姿に学んでいきたい。2020/10/18
U-Tchallenge
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本書の「はじめに」に書かれているのだが、ベースとなっているのは2006年~2011年までの連載原稿である。現在から見ると10年以上前の記事が並ぶものとなっている。でも、だからと言って内容的には色褪せている感じはない。それだけ、その当時の話ではなく、本質につながる話が多くあるということにもなる。題名になっている通り、「子どもと創る授業」についての考え方が語られている。奈須先生の最近の著作も読んでいるのだが、考えておられることは一貫しているように感じた。新学習指導要領を理解する上でも役に立つ一冊である。2020/07/28