内容説明
外国語教育で名高い上智大学が実践する言語教育理論CLIL。言語・知識・思考・協学を統合する最新メソッドを日本初紹介。
目次
第1章 CLILの基本原理(CBIとCLILの比較;CLILの「4つのC」 ほか)
第2章 CLILのシラバスと教材(CLILのシラバス;CLILの教材 ほか)
第3章 第二言語習得研究からみたCLILの指導原理と実践(第二言語習得過程とCLIL;CLILの指導実践:ティーチャー・トークについて ほか)
第4章 CLILのテストと評価(テストの基本原理;言語テストの役割 ほか)
第5章 参考資料―上智大学アカデミック・イングリッシュ指導要領(The Mission of the Sophia Academic English Program;The Courses ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
17
CLILのお勉強。本書は日本で初めてCLILを体系的に紹介した一冊なので、CLILを勉強する人は必読の書。CLILで授業を行う際の実践的な手法と評価の方法が示され、たいへん有益でした。評価に関しては、まだ手探りってのが現状みたいだね。2019/07/25
Nobu A
2
職場の図書室本として読み始めたが、なかなか興味深い内容だったので購入。マーカーも引きたかったし。CBIと比較されやすいCLIL(Content and Language Integrated Learning)を早くから取り入れている上智大学の出版書。アメリカで第二言語として元々ネイティブ教師が教えるための前者とヨーロッパで外国語としてノンネイティブ教師が教えるために更に洗練された(と言い切っている)後者。内容は大学院時代に勉強したのと随分被っているが、体系的に解説されているので頭の中で整理された。2015/09/21