内容説明
政策立案に携わった著者が、日本と世界の福祉、医療、年金、介護、少子化対策を検証し、明日の社会保障を新たな社会連帯の姿から考える。
目次
第1部 日本の社会保障のゆくえ(21世紀の社会保障の制度横断的課題は何か―2000年代までの社会保障の動きを総括する;社会保障は経済財政のお荷物か―負担の観点から見た社会保障の横断的検討;自立支援の観点から社会保障を考える―給付の観点から見た社会保障の横断的検討;社会保障の不信と不安の解消のために―今何をしたらよいか;社会保障の根拠としての社会連帯の基盤の変容と展望―1980年代以降の回顧と2010年代の展望)
第2部 世界の社会保障政策(転換期の福祉国家と社会保障政策―福祉国家の類型と収斂;世界の医療政策―上からの医療費抑制から現場での効率化へ;医療制度改革の中の健康増進とケア―健康増進・介護・助産・緩和ケア;世界の高齢者介護政策―統合化・効率化の波とケアマネジメント;世界の年金政策―給付と負担の明確化の観点から;世界の少子化対策―出生率の違いと家族政策の類型)
著者等紹介
西村淳[ニシムラジュン]
昭和39年生まれ。千葉県松戸市在住。昭和61年東京大学法学部を卒業後、厚生省に入省。社会福祉、公衆衛生、健康保険などを担当。この間、小松市役所、ロンドン大学、在メルボルン総領事館での勤務も経験。帰国後、年金局で制度改正を担当。その後、厚生労働省において政策企画官、国際年金企画室長を経て、医療経済研究機構研究主幹。厚生労働省年金局企業年金国民年金基金課長を経て、現在、内閣府勤務。専門は社会保障法・社会保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。