内容説明
誰もが通り過ぎる思春期の淡い初恋。たゆとう“少女のとき”を下町情緒豊かに描く樋口一葉の傑作。路地裏のささやかな人間模様と、明治の女性のはかない人生が胸を打つ『わかれ道』も同時収録。
著者等紹介
小田切進[オダギリススム]
1924~1992年。文芸評論家。立教大学名誉教授。元・財団法人日本近代文学館理事長。元・県立神奈川近代文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハルマル
3
原文を読む前に話を掴もうとマンガで。個性豊かなキャラクターが可愛らしく、切ない。2019/03/10
植田 和昭
3
信如が旅立ったのもちょうど今くらいの時期だったのでしょうか?ぼくは、難しい言葉使いだとわからないのでこれくらいの難しさがちょうどいいです。2017/02/24
ゆき
1
子どもが樋口一葉の伝記を読んでいたので、作品も気になり読んでみた。最初は読みにくく惰性で読み進めてしまったら話が頭に残らず、数十ページ戻って読み直したら少し面白くなった。起承転結のはっきりした物語ではないので、マンガとはいえ子どもにはまだわからないかなと感じましたが、当時の文化や庶民の生活の様子などがわかり、興味深かった。2022/11/14
白亜
1
いつの間にか家に置いてあった新装版シリーズ。一冊目。とりあえず気になっていた、たけくらべから。結構手軽な重さで内容も分かりやすかったです。樋口一葉ぐらいさかのぼると読もうとしてもわけがわからないので助かりました。感想としては、下町の美人な女の子が恋をする物語なんですが現代のものと違って考え方や物言いがまるで違うので読み取りにくい(感じ取りにくい)場面もありました。全体的に奥ゆかしい感じ。これは…結局叶わぬ恋で終わるのかな?流れは掴めて面白かったのですが、最後は「え?もう終わり?」と拍子抜けでした;2010/09/02
Kazuhito Koyama
0
作者は5千円札の人。明治の初期に書かれた有名な文学。原作を読むには言葉が難しくて骨を折ってしまうが、漫画で触れてみるのも良いかもね。幼い男女の少し切ない恋の話だね。2017/01/18
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