目次
第1章 評価の必要性
第2章 職員の意識
第3章 職場の目線(1)一般職
第4章 職場の目線(2)現業職
第5章 人事評価制度案
第6章 自治体が変わる
著者等紹介
中村圭介[ナカムラケイスケ]
1952年福岡県生まれ。1976年東京大学経済学部卒業。1985年東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学。その後、雇用職業総合研究所研究員、武蔵大学経済学部助教授を経て、1996年東京大学社会科学研究所助教授。1998年同教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たっつん
0
少し前(2007年)に発行された本であるため、内容的に古い印象。管理職ではなく、組合加入者というより現場に近い職員の声を集め、それを分析したという点は評価できる。自身が勤務する自治体では、給与に反映するところまではきていないが、ここで記述されているような人事評価がある程度定着してきた。自治体職員もバリバリ働きたい人、そこそこでいい人、千差万別。民間のように総合職・一般職という区分を作ってそもそもの働き方を分け、希望すれば互いのレールを行き来できる制度を併せて整備するのがいいかもしれないと思った。2015/03/09
ヒイロ
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自治体におけるキャリア並びに人事評価の仕組みについて言及しているが、当たり前のことを記載している。データを取ってはいるが、その考察は、あとに続くものではない気がした。私にとって有益だったのは、自治体職員の仕事をその職の方にヒアリングし、評価の視点を教えてくださったこと。民間と違ってキャリアアップの方向が不明確であるため、異動しても全くこれまでの経験が通じない。そのような上司が専門的知識を持っている部下を評価することは非常に難しいし、引け目を感じてしまう。よって適正な運用がされない。ここが問題。2012/02/06