内容説明
わずか数年で「選ばれる学校」へと変貌した福岡市立壱岐丘中学校。その実践記録をもとに、リーダーシップ論、情報戦略、カリキュラムなど多様な視点から子どもの成長と学校改善のプロセスを解き明かし、公立復権のヒントを示す。
目次
序論 信頼の創造と学校改善
第１部 実践の記録―信頼を構築する学校経営と教育実践（壱岐丘中学校の学校経営戦略；学校関係者の意識の変容過程；教育課程の編成と実施 ほか）
第２部 学校改善過程の分析―信頼を構築するリーダーシップとマネジメント（校長のリーダーシップ戦略；校長の一日；学校の情報リソース・マネジメントに関する事例研究 ほか）
第３部 子どもたちの変容過程の分析―信頼の獲得（カリキュラムと授業実践；学力・学習意欲の分析；ストレスマネジメント教育の実践と分析 ほか）
終論 公立学校への期待―今こそ信頼される学校力の構築を目指す
著者等紹介
中留武昭［ナカドメタケアキ］
鹿児島県立短期大学学長、九州大学名誉教授。奈良教育大学教授、九州大学大学院教授、西南女学院大学教授を経て現職。元日本教育経営学会会長。日本教育行政学会功労賞（平成１５年）。この間、アメリカのウイスコンシン大学、ワシントン大学、南フロリダ大学等の客員研究員などを歴任
八尾坂修［ヤオサカオサム］
九州大学大学院人間環境学研究院教授。国立教育政策研究所主任研究官、奈良教育大学教授を経て現職。専門は、教育行政学、学校経営学。現在、中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会専門委員を務める
増田健太郎［マスダケンタロウ］
九州大学大学院人間環境学研究院助教授。公立小学校教員から九州共立大学助教授を経て現職。専門は、臨床心理学・教育経営学
伊藤文一［イトウフミカズ］
福岡市立壱岐丘中学校校長。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。福岡市教育委員会指導部中学校教育課主任指導主事、同教職員部主任人事主事などを歴任。この間、九州大学大学院人間環境学研究科修士課程修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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