内容説明
本書は、すでに企業会計の基礎知識がある方々(「入門編」を理解している方々)を対象に、公的機関の中で中心的な形態になりつつある独立行政法人とその一種である国立大学法人の会計を中心に記述しています。
目次
第1編 公的部門への企業会計方式の導入(公的部門の独立行政法人化の流れと企業会計方式の導入;独立行政法人制度とその会計;国立大学法人の制度とその会計;地方自治体への企業会計的手法の導入;独立行政法人等の評価と監査)
第2編 財務諸表(財務諸表の種類とその内容)
第3編 財務諸表を読むための勘定科目解説(独立行政法人及び国立大学法人を中心として)(貸借対照表科目;損益計算書科目;キャッシュ・フロー計算書項目の解説;行政サービス実施コスト計算書項目の解説)
第4編 管理会計(管理会計の基礎)
著者等紹介
中元文徳[ナカモトフミノリ]
公認会計士。1972年慶応義塾大学商学部卒業。1975年監査法人中央会計事務所(現中央青山監査法人)に入所し、会計監査及びコンサルティング業務に従事(この間、ロサンゼルス、香港、中国での海外勤務通算8年)。国際本部代表社員、業務開発部代表社員、公的分野を担当する公会計部の部長を経て、2001年9月国立大学担当代表社員、2003年9月同監査法人顧問となり、現在に至る。多くの独立行政法人の会計監査やアドバイス業務に従事するとともに、地方公共団体の包括外部監査にも参加。国立大学の法人化に関する支援業務、講演会講師多数。経済産業省の税制関係の検討会議、文部科学省・国立大学附属病院関係の作業部会メンバーを経験。中小企業総合事業団中小企業国際化支援アドバイザー
小森幹夫[コモリミキオ]
公認会計士。1975年慶応義塾大学商学部卒業。1975年監査法人中央会計事務所(現中央青山監査法人)に入所し、商法・証券取引法に基づく会計監査等に従事ののち、公会計に関して、地方公共団体包括外部監査従事、独立行政法人監査や特殊法人等に対するコンサルティング・アドバイス業務に従事。公会計部代表社員。財政制度等審議会専門委員、日本公認会計士協会公会計委員会副委員長、特殊法人・独立行政法人会計制度専門部会副部会長、国立大学会計専門部会副部会長を歴任
白山真一[シロヤマシンイチ]
公認会計士。1985年慶応義塾大学商学部卒業。1991年中央新光監査法人(現中央青山監査法人)に入所し、商法・証券取引法に基づく会計監査、政党助成法に基づく会計監査・株式公開支援業務に従事ののち、事業開発本部公会計部社員として、多くの特殊法人・独立行政法人等の会計監査、アドバイス業務に従事。日本公認会計士協会公会計委員会公会計制度専門委員、特殊法人・独立行政法人会計制度専門部会委員、独立行政法人評価対応専門部会委員を経験。中央大学専門職大学院国際会計研究科在学中(公会計分野専攻)。社団法人日本証券アナリスト協会検査委員
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