お江戸の「都市伝説」

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お江戸の「都市伝説」

  • 著者名:日本博学倶楽部
  • 価格 ¥599(本体¥545)
  • PHP研究所(2011/08発売)
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  • ISBN:9784569669953
  • NDC分類:147

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内容説明

都市伝説の原点は、江戸時代にあった!本書では、江戸時代の都市部で噂された巷説を中心に厳選しました。当時日本各地に出没した幽霊・妖怪にはじまり、人知を超えた怪奇現象や実際に起こった怪事件、埋蔵金伝説までリアルなイラストを交えて紹介。例えば……灯りのない蕎麦屋へ行くと不幸が起こる=灯りなし蕎麦老猫は人間の言葉を話す=しゃべる猫将軍の居城にまつわる怪異現象=江戸城七不思議旗本に救われた河童の恩返し=本所の河童振り返った女は目も口もなかった=のっぺらぼう突然素っ裸で浅草に降ってきた京の若者=空から落ちてきた男8歳で身籠り星になった少女=とやの幽霊星獄死したはずの源内はじつは生きていた!=平賀源内生存説など、世にも奇妙な驚愕の100編。ウソかマコトか、まずは江戸の民衆たちが、恐れながらも心惹かれた怪奇譚を、じっくりとご堪能あれ。。

目次

第1章 怪奇現象―江戸の人々が驚き恐れた人智を超えた超常現象(落葉しない椎の木 本所七不思議;灯りのない蕎麦屋へ行くと不幸が起こる 灯りなし蕎麦 ほか)
第2章 物の怪・動物―日常世界と非日常世界の境界にあらわれた物の怪(大晦日の晩に集まる装束榎の狐たち 王子の狐火;老猫は人間の言葉を話す しゃべる猫 ほか)
第3章 幽霊・祟り―百物語や怪談文学など江戸の庶民が好んだ怪奇譚(「一枚、二枚…」夜ごと皿を数えるお菊の霊 番町皿屋敷;十四歳の娘に取り憑いた女の霊 累ケ淵 ほか)
第4章 事件・伝承―巷間で話題になった摩訶不思議な出来事(死んだ娘の振り袖から燃え広がった大火 振袖火事;旅人の頭を石で砕いて殺す老婆 浅茅ケ原の鬼婆 ほか)
第5章 歴史上の人物にまつわる噂―日本史に名を残した人物に関する醜聞や流言(養父に噛み殺された江戸の美女 笠森お仙;大日如来の化身として崇められた下女 於竹大日如来 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

142
本書「お江戸の都市伝説」は中でも第二章の「物の怪・動物」の章が楽しめました。藤田新策氏の装画も味があって大好きですね。『遊女を救った三毛猫』美貌の遊女・三浦屋の薄雲太夫は大の猫好きで一匹の三毛猫を溺愛した。三浦屋の主人は客の評判を恐れ薄雲に説教するが三毛猫は離れない。ある日厠へ向かう薄雲の裾をくわえて離さない三毛猫を不気味に思った主人が遂に脇差で首を切り落としてしまう。処が次の瞬間、太夫を狙っていた大蛇が現れ、切り落とされた猫の首が飛んで大蛇に噛みつき瞬時に殺す。太夫と主人は悲しみ反省して猫塚を建立する。2020/08/30

冬見

13
妖怪や幽霊による怪異譚だけではなく、俗信や伝承、実際に起こった事件に関する噂話なども取り上げており、まさにタイトルの通り「都市伝説」。収録された話は百話。百物語の趣きである。一つの話につき1〜3ページほどが割かれ、サクサク進む。聞いたことはあるけど内容は曖昧、みたいな話が多く息抜きちょうど良い一冊。2021/09/03

ナツ

3
一つの話が、1Pから4P程度なので読みやすい。都市伝説だけで無く、怪談話や昔話の類い、噂話、妖怪の話など何処かで聞いたことのあるような色々話が一杯。2014/03/04

千冬

3
最初、江戸の怪奇話をまとめた本かと思っていて、後半、怪異譚ではなくなってきた部分で「まとまりがないなあ」なんて思ったら、タイトルには「お江戸の都市伝説」。ただの自分の認識が甘かっただけでした。大都市「江戸」は、舞台装置こそ時代を感じさせるものの、大人数を抱える都市の人々の噂の伝播というものの本質は今も昔も変わらないものなんだなあ。2012/02/08

おとら狐

1
怪奇、妖怪、事件、で分かれていて読みやすい。ただちょっと説明不足な感じはする。話の内容は聞いたことあるのもあったし初耳のもあって興味深い。あとはなんたって挿し絵が怖い。話はそんな怖くないのに挿し絵が怖かった。2015/11/30

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