内容説明
平成１２年度から導入された東京都教育職員の人事考課制度は、まさに、学校を取り巻く様々な課題を顕在化させるとともに、それを解決し、新しい時代にふさわしい教育改革を推進するために、それを担うべき教育職員一人一人の能力を向上させ、もって学校組織を活性化させることを目的として制定されたものである。本書は、教育職員の人事考課制度導入に至る経緯から、職員団体との駆け引きを含めて、導入までの過程を克明に追うと同時に、制度の概要についても言及している。
目次
第１章 人事考課制度導入の必要性（学校教育を取り巻く状況の変化；従前の勤務評定制度導入の経緯と問題点 ほか）
第２章 都の人事考課制度の検討過程（「教員の人事考課に関する研究会」等での検討経緯；教育職員の職務分類 ほか）
第３章 人事考課制度による評価結果の活用策（教員の資質能力の向上；給与等への活用 ほか）
第４章 本人開示と苦情処理の仕組み（本人開示；苦情処理）
第５章 マスコミの論調と職員団体の反応（マスコミの論調；職員団体の反応）
