内容説明
本書は、自治体法務というものの捉え方、自治体法務の人的基盤、自治体行政と裁判所との関わり方、自治体の事務に関する地方自治法の新規定の趣旨、条例および規則をめぐる諸問題、自治体行政に対する国等の関与と紛争処理、行政指導に関する法務、行政不服審査に関する法務、契約法務、損害賠償の法務、等々の諸項目を扱う。
目次
第1章 自治体法務・総論(自治体法務とは;自治体法務を担う人々;自治体行政と裁判所)
第2章 自治体の権能とその法的枠組み(自治体の事務をどのようにとらえるべきか;新制度のもとで自治体の立法権はどうなるか;条例・規則の立案から制定まで;条例・規則の実効の確保 ほか)
第3章 自治体法務の具体的諸相(これからの行政指導・指導要綱;地方自治体における行政不服審査実務の最近の動向と今後の課題;自治体契約法の現状と課題;自治体の賠償責任―現状と対応)