内容説明
1999年7月8日、地方自治法をはじめとする475本の法律が改正された。これらは、地方分権推進委員会の1次から4次にわたる勧告と閣議決定された地方分権推進計画に基づき所用の改正を行ったものである。いまや、分権論議は、ポスト一括法として展開されなければならない。まさに、地方自治新時代と呼ぶのにふさわしい時代の到来であり、それに見合った自治体のあり方が改めて検討される必要がある。本書は、これを自治体の二つの代表機関である首長と議会について検討したものである。
目次
第1章 分権時代―自治体の代表機関に何が問われているか
第2章 選挙の洗礼―公選職の魅力と苦労
第3章 大変革期の自治行政と首長のリーダーシップ
第4章 自己改革する地方議会と議員
第5章 緊張ある首長と議会の関係―二元的代表制の活性化
第6章 代表機関と住民の鑑定