内容説明
本書で取り上げた事例は、幼児の物づくりを4領域に分け、それらの中で209項目の物づくりの事例と、物づくりにかかわって保育者が作る必要のある場づくりの事例も一部取り上げています。本書で取り上げた物づくりの事例は、幼稚園で幼児が現実に作って遊んだり、遊びの中で作ったりしている物なので、保育者の適切な援助さえあれば、無理なく幼児が作ることが可能な物です。これらの物づくりの事例は、幼児の発達や遊びの状態に応じて、適切と思われる材料や作り方を取り上げていますが、それに関連した材料や作り方の広がりは「備考」として示しています。
目次
1 個々に、または友達と作って遊べる物(床や斜面を動く動物や車;魚釣り;ビー玉ころがし;ロボット ほか)
2 ままごとで使う物(春休みに保育者が用意しておく物;遊びの様子を見ながら保育者が作って提示していく物;水道の蛇口の栓;電子レンジ ほか)
3 戦いごっこで使う物(怪獣;剣;剣のつば;剣のさや ほか)
4 いろいろなごっこで使う物(チョウやトリごっこ;病院ごっこ;おばけ屋敷ごっこ;探検ごっこ ほか)