内容説明
21世紀を目前にして、都市はさまざまな機能が融合し、重畳化した感性都市へと転換しつつある。日本経済を支えてきた産業・技術は、いまや芸術・文化をめざそうとしている。現代社会を築いた世界観で未来が語れないいま、8人の識者が21世紀に導くパラダイムを予言する。
目次
第1部 都市と文化(文化としての都市計画―ものづくりは文化をめざす;国土と東京の未来像―都市は人体を模倣する;像としての都市―四つの都市イメージをめぐって;私と都市論―教養のるつぼとしての東京)
第2部 産業と文化(対談 『感性社会のゆくえ』―技術は芸術を志向する;産業博物学のすすめ―ゴミを宝物にする方法;文化としての科学―科学のコンサートホールを考える;企業と文化―“生活者”としての企業)