内容説明
捨て犬たちの新しい家族を探す橋わたし役、ドッグ・シェルター。その犬たちの世話やトレーニングを少年院の子どもたちがおこなっているプロジェクトがアメリカにあります。少年ネートと彼の選んだ犬・ティリー、そして新しい飼い主となった自閉症のジョーダン。二人の少年と一匹の犬を通してプロジェクトを紹介し、そこから生まれる無限の可能性を追う感動のドキュメントです。小学校高学年・中学生向。
目次
プロローグ 犬をゆずってください
マクラーレン少年院の子どもたち
ネート・ミッチムという少年
ネートの一日
ティリーが来た
ジョーダンとクレイグ
ビッグ・ブラザーとベスト・フレンド
新しい家族
ネートの手紙
ネートとジョーダンの挑戦
ティリーの心
エピローグ ネートの再出航
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。ホテル勤務、航空会社広報担当などを経て作家。国際理解をテーマに講演や、小・中学校の講師も務めている
浜田一男[ハマダカズオ]
千葉県市原市生まれ。1984年よりフリーとして活躍。第21回日本公告写真家協会(APA)展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
22
痛みを分かち合う。支えあう礎。機会の提供と、信念に基づき寄り添う。信頼関係の築き方のヒント。褒めることの難しさ、故にその意義の高さ。何事にも意味があり、気づきの機会でもある。個々人のちょっとした言動が、世の中を変える起爆剤ともなると感じさせてくれる。次男の本を何気に拝借したのだが、思いがけず心に響く一冊だった。2014/03/30
Kircheis
7
★★★★☆ 少年院に入った少年ネートと、捨てられた犬ティリー、そして自閉症のジョーダン達の再生の物語。 夢のような実話。実際更生がこんな風にうまくいくケースはレアだろう。しかし、犬を通じて成長するというのは面白い取り組みだ。 登場人物の中ではジョアン先生に一番感情移入した。 彼女のようになりたい。2018/12/14
サウス2号
1
少年の更生ドキュメント2015/06/18
にゃも
1
動物の力