出版社内容情報
ノラ猫に不妊去勢手術を施して増加を防ぎ、地域住民が協力してエサやりやトイレ掃除などをする地域猫活動。横浜市の職員として長年、動物や地域住民と向き合ってきた獣医師の黒澤泰さんが、活動をはじめた経緯と、実現までの挑戦の道のりを伝える。
【目次】
内容説明
「地域猫活動」は、どのように生まれ、広まったのか。発案者・黒澤泰さんが歩んできた挑戦の道のりをたどる。地域猫活動誕生の物語。
目次
1 猫の歴史
2 獣医師を目指した黒澤さん
3 猫の前にまずノラ犬問題
4 汐見台団地の「みんなの猫」
5 ノラ猫マップをつくっていた町内会
6 ニャンポジウムを開いて
7 地球のすべての生命をうやまう
8 猫の虐待事件
9 広がる地域猫活動
10 若い世代へのメッセージ
著者等紹介
高橋うらら[タカハシウララ]
東京都生まれ。日本児童文芸家協会理事長。「命の大切さ」をテーマにノンフィクションの児童書を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃま坊
13
野良猫問題には「エサやり禁止看板」の配布という時代が長くあった。しかしそれでは解決できないことがわかってきた。地域猫活動については当初賛否があったが、今ではその効果を多くの人が感じている。始まってから20年以上たつと、あの当時の猫たちはほとんど寿命でいなくなっている。繁殖をストップされているので、もう誰も猫の苦情を言う人はいない。時間はかかったが、動物愛護の観点からも、地域猫は正論だったことがわかる。野良猫=地域猫と勘違いしている人がいるが、正しい考え方を未来につなげていきたい。2025/10/16




