将軍の世紀〈下巻〉家慶の黒船来航から慶喜の大政奉還までわずか14年で徳川の世は瓦解した

個数:
電子版価格
¥3,600
  • 電子版あり

将軍の世紀〈下巻〉家慶の黒船来航から慶喜の大政奉還までわずか14年で徳川の世は瓦解した

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月11日 11時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 768p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163916927
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

イスラーム研究の泰斗として知られる山内昌之東大名誉教授の新たなる挑戦。徳川幕府の通史がついに完結! 下巻は、黒船来航から大政奉還までの幕末を描く。嘉永六年(一八五三)、米国東インド艦隊司令官マシュー・ペリーが率いる四隻の黒船が浦賀沖に現れた。十二代家慶の最晩年である。以来、国内は海防と将軍継嗣問題で揉めに揉め続ける。騒動の中心にいたのは水戸家当主・徳川斉昭だった。声望ほどに実力が伴わない斉昭の言動に周囲は振り回され、その負の遺産が息子・慶喜の足を引っ張ることになる。関ヶ原から二百六十七年目にしてついに政権は徳川家の手を離れた。山内歴史学のもうひとつの到達点がここにある!

内容説明

嘉永六年(一八五三)、米国東インド艦隊司令官マシュー・ペリーが率いる四隻の黒船が浦賀沖に現れた。十二代家慶の最晩年である。以来、国内は海防と将軍継嗣問題で揉め続ける。騒動の中心にいたのは水戸徳川家当主・斉昭だった。声望ほどに実力が伴わない斉昭の言動に周囲は振り回され、その負の遺産が息子・慶喜の足を引っ張ることになる。関ヶ原から二百六十七年目にしてついに政権は徳川家の手を離れた。

目次

第9章 家慶(天保改革と内憂外官;水野忠邦、禁じることが好きな人;逆説の政治家、「ああ烈公、裂公、裂公は……」;ペリー来航と阿部正弘)
第10章 家定(将軍家定は「凡庸中ノ極三等」か;孝明天皇と日米修好通商条約;将軍家定と大老井伊直弼―条約調印・継嗣確定・君臣関系;江戸城のいちばん長い日―不時登城;日本金貨流出の構造と責任)
第11章 家茂(戊午の密勅;安政の大獄;桜田門外の変;公武合体論の象徴―家茂と和宮;久光率兵上京と尊攘激派―有馬新七と真木和泉の挑戦;寺田屋事件と薩摩マキャベリズム;将軍後見職と政事総裁職―一橋慶喜と松平春嶽の政権掌握;生麦事件の虚と実;将軍上洛から小笠原図書頭率兵上京へ;八月十八日政変と参預会議;禁門の変から長州戦争へ;第一次長州戦争をめぐる幕府と薩摩藩;将軍家茂、最後の西上;家茂の死―「徳川氏、今日にして滅亡す」)
第12章 慶喜(「将軍同様」とネジアゲの将軍;最後の将軍、最後の武家政権;「船中八策」から大政奉還へ)

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年生まれ。歴史学者。東京大学名誉教授。武蔵野大学国際総合研究所客員教授。モロッコ王国ムハンマド五世大学特別客員教授。富士通フューチャースタディーズ・センター特別顧問。兆顧問。アサガミ顧問。2023年より横綱審議委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
この大著の下巻では、徳川家慶の時代から慶喜の時代までが克明に記されています。もうすでに家慶の時代にペリーが来航していたとは認識していませんでした。また慶喜の時代が長かったと思っていたのですが、その前の家茂の時代が結構長くさまざまな出来事が多かったということがよくわかりました。安政の大獄、寺田屋事件、生麦事件、禁門の変などですね。どちらかというと将軍の影が薄かったようです。読むのも大変でしたが、書かれた方はもっと大変であったと思います。巻末の参考資料が凄いですね。2023/10/06

まーくん

85
下巻は12代将軍家慶の治世から。ペリー来航は既にこの時代。老中は阿部正弘。「賢君」として期待され登場した老公斉昭、声望ほどには内実伴わず政権は混乱するだけ、御三家水戸藩は泥沼の派閥抗争に。13代家定、14代家茂と続くが、大老井伊直弼が朝廷の反対を押し切り、勅許を得ずに日米修好通商条約締結。桜田門外の変で斃れる。それにしても孝明天皇は国際情勢を全く理解しておらず攘夷を唱えるだけ。いつの間に幕府は朝廷の同意を得なければ外交を進められなくなったのか?家茂の死により将軍後見職を務めていた慶喜が最後の将軍に。⇒2024/02/29

TK39

6
12代家慶から最後の将軍慶喜まで。外国船の到来による鎖国政策の見直しが必要な時期に水戸家の暗躍、外様大名の朝廷、公家への接近になどに幕政は混乱する。安政の大獄も幕府の立場からすると規律の立て直しの側面もあった。井伊直弼が生きていたら、水戸家が幕府と一体ならどうなっていたか?など考えてしまう。家定、家茂の再評価などの記述は大変興味深いし、薩摩藩の寺田屋事件に加えて禁門の変につながる長州の動向など盛り沢山。読まれている方は少ないようですが、なかなかの良本です。2023/12/31

スプリント

6
下巻は桜田門外の変や坂下門外の変などの幕府の凶事と 京都を舞台にした維新への動乱が中心で上巻のように将軍周辺のエピソードは少ないです。2023/11/12

鈴木貴博

4
徳川幕府通史、下巻は家慶から慶喜まで。天保改革、その後を振り回す水戸烈公の登場、そして家慶晩年からは幕末に入る。家慶就任から約30年、黒船来航から約14年で「将軍の世紀」は終わる。この短いが中身の濃い時代を、独自の史観も据えつつ、様々な観点から論述。歴史の面白さを堪能できる。2023/06/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21037595
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品