出版社内容情報
WILLこども知育研究所[ウィルコドモチイクケンキュウジョ]
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内容説明
自分のとくいはあの子の苦手。あの子のとくいは自分の苦手。みんな、それぞれちがっている。友だちの心の声をきいてみよう。発達のちがいを理解する絵本。
目次
教室で
体育館で
図工室で 音楽室で
ランチルームで
校庭・公園で
げた箱で 登下校で
さいごに、みんなへ
著者等紹介
赤木和重[アカギカズシゲ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。博士(学術)。専門は発達心理学、インクルーシブ教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Matsuoka
9
学校生活の中の1シーン。その中でも色々と「こまった」がある子を描いている。その多種多様なことに驚く。そしてその一つ一つに「どんなことにこまって(いやだと思っている)のか」を分析して「どうしてほしいか」が書かれてる。 1クラスに30人近い子どもたちがいれば色んな子がいるのは当然。一つ一つのこまりごとに対応できれば良いけど、集団生活の中ではガマンさせられたり強制的にやらされたりすることも少なくないと思う。 知ることは大事。知るきっかけになる絵本だと思う。2024/05/17
Giraffe Teacher
5
('_'.) 友だちのこまったがわかる絵本なのに友だちがこまったとこがわかる絵本の方がいいと思う(でもよかった) 2023/12/21
遠い日
4
人間はひとりひとりみんな違って当たり前。それなのに、教室で不思議な行動をとると、◯かXか的な判断をされる。ひとりひとりの個性を尊重して、わかり合うこと。そのためにはお互いのことをきちんと声に出してみること。 どうして?からそうなんだ⁉︎へ、理解をつなげること。イラストでわかりやすく、個々の事例も豊富で、発達という個人差のあるものに対する許容が嬉しい。 みんなで補い合って過ごせる教室がいいよね。2024/01/09
Rabbit Teacher
3
人がやってることと思っていることは違う。2023/12/15
フライヤ
2
いろんな子がいること、そしてその集団と違うことをしている子がどんなことを思っていて、どんなふうに接して欲しいかが描いてある絵本。たくさんの子がこの内容を理解して実践し、広げていければ、優しい子が増えていじめも無くなるだろうなぁ。絵本の内容をどのくらい吸収できるかなぁ…。自分の世界に置き換えられるのかなぁ?少し教材っぽい本。教材だったりするのかな?対象は何年生くらいだろう?高学年かなぁ。2024/03/31