内容説明
これからフシギな裁判が始まろうとしている。被告人は、盗賊たちの家におしいり、財産をうばった『ブレーメンの音楽隊』のロバ。残虐きわまりない方法でオオカミを殺した『赤ずきん』。昔話の登場人物たちを、現代の法律で裁く「昔話法廷」開廷!
目次
第1章 『ブレーメンの音楽隊』裁判
第2章 『赤ずきん』裁判
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
シーズン4。今回は「ブレーメンの音楽隊」のロバと「赤ずきん」の赤ずきんが被告人。視点を変える、見方を変えると加害者にも被害者にもなる。これが実際の裁判と考えると、裁判員って本当に大変だ。2020/02/09
あじ
36
確かに、、、“赤ずきんちゃん”は殺●者だ。“ブレーメンのロバ”に身勝手な動機が存在していた!?登場人物たちを法廷に呼び出し、尋問と証言で罪の背景を描く人気の児童書。思慮の時間を子供らに提案する切口はテレビ放映当時、前代未聞だった。◆シリーズ第四弾◆【引き続き昔話ミステリーに浸るなら─お薦めの一冊】「むかしむかしあるところに死体がありました」青柳碧人/著2019/10/17
tan
27
このシリーズは全部読んでいるしテレビでも見ました。初めて読んだ時は新しい切り口だと思い衝撃を受けましたが、続けて読んでいくと「裁判員裁判を舞台にして子供たちに考えさせるために作られた話」のような気がしてちょっとゲンナリ。様々な刑法にあてはまるように話を持っていっている感があって元々の昔話とは違ってきている気がします。今更ですが昔話を用いなくてもよかったのに…と思いました。でも読み物としては面白いので子供受けするとは思います。 2020/01/25
ともこ
22
「ブレーメンの音楽隊」のロバに対する裁判は、本より先に番組で見ている。リアルなロバ・イヌ・ネコ・ニワトリの年老いて憔悴した姿が目に浮かぶ。泥棒の家や財産を奪った罪で、執行猶予のついた3匹とは別に首謀者ロバはそれは許されていない。かわいそうなロバを許して!「赤ずきん」はオオカミのお腹に石を詰め込むという猟奇的な殺害で罪に問われている。心神喪失について学んだ。あくまでも医師の鑑定書であり、それを参考に刑罰を決定するのは裁判に委ねられる。この赤ずきんちゃんはちょっと怪しい。2026/05/11
ヒラP@ehon.gohon
21
ブレーメンの音楽隊のロバが、他の動物をそそのかして強盗を働いた強盗致傷罪だとか、赤ずきんがオオカミを殺した殺人罪だとかで被告になった裁判を、想像したことがありません。 昔話の中に含まれる理不尽さや残酷さを考えると、このような見方もできるのかと、面白く読みました。 でも、子どもたちにはを、純粋に物語に浸ってほしいですね。 ロバや赤ずきんを悪者に仕立てたら、昔話の世界が崩れてしまうように思いました。2022/06/20




