内容説明
おじいちゃんが退院してきて、よろこぶ小麦。さらに、おじいちゃんから小麦にうれしい提案があった!お店のパンを心待ちにしているお客さんに、一日限定で揚げたてのカレーパンをふるまうのだ。小麦にも手伝ってほしいという。このカレーパンまつりの相談をしながら、小麦がおじいちゃんに妖精の話をすると、おじいちゃんの指先に…。パンづくりのレッスン&ステップアップ・ストーリー。3・4年生から
著者等紹介
斉藤栄美[サイトウエミ]
東京都に生まれる。児童文学作家。「四年一組石川一家」シリーズで作家としてデビュー
染谷みのる[ソメヤミノル]
奈良県に生まれる。イラストレーター、漫画家。書籍の装画やさし絵、雑誌での漫画執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
33
最終巻はカレーパン。前もってカレーを作っておくのも大変ですね。カレーパンの両面をつなぐ真ん中に白い線をホワイトラインといって、上手に出来た時だけ綺麗に出る。知らなかった。また生地にマッシュポテトとその茹で汁も入れるのにはびっくり。美味しさを追求しているからこそなのでしょう。入院していたおじいちゃんが退院して、開店営業の前に、常連さん、ご近所さんへ感謝のカレーパンサービス。おじいちゃんの気力体力に驚く。普通は体力落ちているので。なんとおじいちゃんにも妖精ヌワールがいました。ココモモとも仲良くなって。2024/09/23
杏子
13
西日本読書感想画指定図書中学年向け。えっと、このシリーズはこれで終わり??そうとは思えなかったけれど。どこかに書いてあったかな?おじいちゃんの方にも妖精(それも男の妖精で、後で若返る?)が見えていて、何か最後らへんでは、ココモモと仲良くなりそうな感じだった。昔、読んだ妖精というか小人の話を思い出した。安房直子さんの『ハンカチの上の花畑』。酒作りの小人たちが出てくる話だが、あれも家族で仲良く暮らしを楽しむようになったら、酒作りをやめてしまった。この話とは違うだろうが、ふっと思い出してしまった。2020/06/22
花林糖
9
(図書館本)最終巻のこの本がシリーズの中では一番良かった。おじいさんと妖精ヌワールの物語も読んでみたい。このシリーズのパンはどれもとても美味しそうでした。2019/05/11
Midori Matsuoka
5
シリーズ最終巻、なのに初めに読んでしまった…。しかし、面白かった。 パン屋のおじいちゃん思いの小麦は純粋で可愛らしいし、パン作りに使う酵母から生まれた妖精のココモモの存在も愛らしい。 実際に作れるパンレシピものっていて、実用的×ファンシーなお話。 登場人物それぞれが良い人たちで、読んでいて清々しい。2019/05/09
だいてんしのいぶき
2
【一日で読了】☆仕事用 人気のシリーズなので読んでみたら……これで終わりなのでした^^; パンの妖精ココモモと、パン屋さんの孫小麦ちゃんの会話を聞いていると…不思議と妖精が本当にいそうな気がしてくる!いいな〜私も妖精と友達になりたい!それにしても最近の児童書は美味しそうな本が多くてお腹が鳴ります(笑)2022/03/30