出版社内容情報
NHKEテレで放送された「こころの時代」の、渡辺和子シスターの回を書籍化。
渡辺 和子[ワタナベ カズコ]
著・文・その他
内容説明
思い通りにいかない時、疲れてしまった時、つらいしんどい時、ふっと心を軽くしてくれるシスターの言葉集。
目次
若い人たちからは「元気」を。若い人たちには、「やさしさ」や「いたわり」を。それが「コミュニケーション」。そこに「信頼感」が生まれます。
父の死。ああこういうものかっていうことだけ。涙も出しませんでした。
父が母を勇気づけてくれたことでわたしは生まれました。
唯一の、それも最初にしていちばん大きな母への反抗。それが洗礼でした。
「あなたが変わらなければ、何も変わらない」この言葉で気づかされました。
「置かれたところで咲きなさい」も神父様からいただいた言葉です。
つらいことやいやなことの前には「小さな死」と心の中でつぶやいてみます。
ひと呼吸おいてみましょう。
「生きる力」と「よく生きる力」のちがいを知りましょう。
「めんどうだからする」それが自由と、将来喜んでいるわたしを作ります。
何万の言葉を贈るより目の前の「あなた」を抱きしめてあげたい。
小さなことひとつひとつに愛をこめる。
そこに穴があいているがゆえに、見えることがあるのです。
100万人の心をつかんだシスター
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カタコッタ
14
二二六事件で当時9歳であった著者の目前で父親が射殺される。幼少期の出来事がその後の人生を大きく変えたのかもしれない。静かで有りながら、深く突き刺さる内容です。NHKEテレ『こころの時代』で放送されたものを書籍化した物。たまたまリモコンを動かしていたらこの番組だったことがあり、音楽もさることながら内容が迷う現代人に届く良い番組だった。ほかに書籍化された物があれば読んでみたいと思います。2021/01/18
ムーミン
14
よりよく生きる。美しく生きる。目指すのは「よく生きる」「美しい人」。自分と向き合う時間ができました。2018/11/15
まみ
11
「ふがいない自分と向き合って仲良く生きていくことが大切だ」「めんどうだからするそれが自由と、将来喜んでいるわたしを作ります」不甲斐なさすぎて落ち込むことが沢山だけど、それもまた自分。励まされる本です。2022/01/12
Gaudi
4
先日来、精神的に少し参ってます。追い込まれた気分で仕事を片付けていますが、人間相手ですから、うまく気持ちが伝わらなかったり、無理をお願いするために抵抗を受けたり。 「ふがいない自分」をひしひしと感じる毎日ですが、それでも進んで行かないといけませんね。そう、なんとかなるさ。2019/03/30
みぃぃ
3
「神様は力に余る試練を、決してお与えになりません」この言葉を信じて、前を向いて進んでいこう。2022/02/12