出版社内容情報
教育実習に来ている先生がコンピューター室で泣いていた。秀太たちが先生のパソコンにいたずらをしたせいに違いない。放課後、秀太たちはあやまりに行くが、先生はいない。だが、壁の前に先生によく似た女の先生が現れた!?
内容説明
月曜日の放課後、教育実習生の柚木真由先生がコンピューター室で泣いていた。秀太たちが先生のパソコンにいたずらをしたせいにちがいない。梨絵と紗季に「先生にあやまってきなよ」と言われ、秀太たちはコンピューター室に行く。だが、そこにはだれもいない…。と思ったそのとき、「みんな、席について!」いきなり声がひびいた。教室の後ろのかべぎわに女の人が立っていた。いったいだれなのか!?3・4年生から
著者等紹介
藤重ヒカル[フジシゲヒカル]
1965年、千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。建築インテリアの仕事に従事するかたわら、飯野和好氏に師事。絵本・童話をかきはじめる。2016年、『日小見(ひおみ)不思議草紙』(偕成社)でデビュー。2017年、同作品で日本児童文学者協会新人賞を受賞
宮尾和孝[ミヤオカズタカ]
1978年、東京都生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
29
子どもたちが将来なりたいものについて考えるきっかけを与えてくれる一冊。諦めずに夢を持ち続けようってことを伝えているんだけどうーん…。幽霊とか小学生にはウケるんだろうけど、久しぶりに微妙な一冊。ストーリーも文章表現もなんだか安っぽくて心に残るものがなかったです。「言われりゃそうだよってことに最初に気がつく子が、ほんとうに頭がいい子だ」ってゆう秀太の父の言葉になるほど。2019/06/07
こゆ
9
小3、一人読み。冬休みに向けて、図書館でたくさん借りてきたうちの1冊。2022/12/26
イカまりこ
5
想像した幽霊とは違うモノのお話だった。将来の夢をテーマにした児童書。大きくなったら何になりたいかって質問は絶対あった。あれ、本当に苦手だったんだよな~。このお話では、みんなの前ですぐに答えられる子もいれば、まだ決まってない子もいる。主人公はなぜか海賊が頭に浮かぶんだけど海賊になれるわけないしなりたいわけでもないw 過去の在校生の夢も出てきて、しかもそれらは現在進行形の夢。希望や自立を促す良い本とは思うけど、こういうの読むと辛い子っていないのかなぁ。今日をどう過ごすか、それで頭いっぱいの子もいると思うんだ。2023/08/05
naoco
3
神奈川県の中学年向け課題図書ということで8歳息子と読みました。買ったときに思ったのとは違う感じの本(さすが課題図書)でしたが、息子はゲラゲラ笑いながら楽しんでいました。夢を見つけられない主人公はリアル。息子にも何かきっかけになればと思うけどなかなか難しいですよね〜2020/08/15
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- 和書
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