出版社内容情報
ぼくはお母さんが大好きだけど、お母さんは「早くしなさい」「何回言えばわか
るの」って、ぼくをしかってばかり。優しくしてくれたら、もっと好きなのに。
子どもの気持ちに寄り添った子育て応援絵本。
内容説明
みんなのおかあさんはどんなおかあさん?おかあさんのことすき?ぼくはね…。
著者等紹介
みやにしたつや[ミヤニシタツヤ]
宮西達也。1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。作品に『おまえうまそうだな』(けんぶち絵本の里大賞、ポプラ社)、『きょうはなんてうんがいいんだろう』(講談社出版文化賞絵本賞、鈴木出版)、『ふしぎなキャンディーやさん』(日本絵本賞読者賞、金の星社)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
130
この絵本は子ども視点から見た親への想いや願い。なので子どもが読んだ場合は共感することが必ずいくつかあるだろうし、親の立場である人が読むと身に覚えのあることにドキッとしたりグサっときたり、じわっと反省したり、はたまた言い訳をして反発したくなるかもしれない。親子間で想いを伝えることって本当は難しいことじゃないはずなのに、立場や義務感や諸々の繰り返しでつい感情的になりがち。一呼吸置いて言い方をちょっと変えるだけで、本心がうまく伝わって素直に聞いてもらえたりして、結果お互いに気持ち良くいられるものなのにね。2014/05/07
mariya926
117
この本は図書館で借りる段階から、息子が「ママ、ママ」って言っていた本です。そして毎日読んでほしいと持ってきます。正直この本は子どもと言うよりは、お母さん向けに描かれている気がします。読んであげる時は左半分のページだけ読んであげていました。まだそんなに悪いこともしないので、右のページは当てはまらなかったので。そして最後には抱きしめて生まれてきてくれてありがとう♡って伝えます。左のページにある様に、怒るのではなく肯定的な叱り方しないとなぁと肝に銘じつつ読んでいます。1歳7か月2018/01/31
mariya926
85
前にこの本が好きだったので、久々に借りてみました。そしたら日本語で「おかあさんだいすきだよ」って言えるようになっててビックリました。私が読んであげるより、息子が絵を見て教えてくれます。怒られているのは「ママに○○が怒られている」って感じです。前は最後におかあさんだいすきだよで抱きしめてくれたのですが、今回はなくなってしまい寂しいです。次回借りてくる時には息子がどう変わっているか楽しみです。2歳7か月。2019/01/03
mincharos
67
パパが読んでくれていて、パパが「いい本だね!」と興奮してた。例えば「朝起こす時『早く起きなさいー!怒』じゃなくて『ほら、気持ちのいい朝だよ』ってぎゅっと抱きしめて起こしてくれたら、もっとママのこと好きなのにな」みたいに具体例に子供への声掛けを教えてくれる本。読んでもらった子供たちは「こんなのママは言わないよねーパパが言うよねー」だって。笑 独身時代に読んだ「7つの習慣」の中に同じようなことが書いてあって、こうやって子育てしよう!と当時固く誓った私。ちゃんと守れてる!(例外もあり)2017/12/13
パフちゃん@かのん変更
67
う~ん、これは子どもに読み聞かせるというより、お母さんのための絵本なのではないかしら。相変わらずの宮西節で最後、ほろっと泣けます。2015/03/29