内容説明
ひろきは二年生。ひろきにはひとつとししたのまさるがいます。まさるはおとうとなのに、ひろきよりもからだが大きくて、いばっています。ある日、ひろきは「じてんしゃのれんしゅうしよう」とまさるにさそわれますが、ことわります。じてんしゃにのれないのでくやしかったのです。そして、こうえんにいくとき、「おとうとなんていらない」とおもわずつぶやいてしまい、たいへんなことになるのです…。小学1・2年生向き。
著者等紹介
くさのたき[クサノタキ]
草野たき。神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。『透きとおった糸をのばして』で、「講談社児童文学新人賞」「児童文芸新人賞」を受賞。『ハーフ』で「日本児童文学者協会賞」を受賞
つじむらあゆこ[ツジムラアユコ]
香川県生まれ。武蔵野美術大学卒業。おもちゃの企画、パッケージ会社勤務を経て、イラストレーターとして独立。子どもの本の仕事を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tokotoko
40
犬が怖い私が、表紙にもタイトルにも犬が出てくるこの本を借りたのは、草野たきさん作だからです。草野さんは、女の子の繊細な感情をとても上手に表現されるのでずっと大好きな作家さんです。今回は、児童が対象の物語でした。ちょっぴり頼りない兄ちゃんのひろきくんには、自分よりも体が大きくてえらそうな、弟のまさるくんがいます。ある日、まさるくんの横暴にがまんできなくなって、「弟なんかいらない」ってつぶやいてしまったひろきくんに不思議なことが起こります・・・。爽やかなお話。ジョンっていうこの犬には優しい秘密がありました。2014/09/14
まみっち
2
平成25年度埼玉・夏休みすいせん図書(低学年むき)。2013/07/20
京子
2
いつも行く図書館で久しぶりに蔵書検索をしてみたら、いつの間にか草野たきさんの蔵書が1冊増えてる…!!ついつい本棚まで小走りしてしまいました。ふしぎなイヌとぼくのひみつ…今まで読んできた草野さんの作品で一番短いお話でしたが、しっかりと(というと失礼かもしれませんが)草野さんならではの世界が凝縮されていました(*´し`*)好き!大好きです草野さん!2013/01/14
Nat Hat
1
嫌だと思ってる人は本当は自分にとって大切な人で、相手も自分を必要としてる。 大切なものはなくなって初めて気づく。2020/09/12
さーちゃん
1
7歳4ヶ月2019/08/02