内容説明
二人の若い紳士が、山奥に狩りにやってきた。道に迷いお腹を空かせた二人は、一軒の西洋料理店にたどり着く。そこで彼らを待っていたのは…。他二作収録。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896~1933。岩手県生まれ。処女作「春と修羅」は生前に唯一刊行された詩集口語詩。代表作に「鉄河鉄道の夜」、「風の又三郎」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りるふぃー
8
注文の多い料理店は、今の日本を風刺しているよう。宮澤賢治さんの時代から、日本人には、そんな兆候があったのかもしれない。セロ弾きのゴーシュは意地が悪い。かっこうのことを悔やむなら、先に猫に謝るべきだと思う。2023/07/24
shiho♪
6
私が小学生の頃、宮沢賢治は「注文の多い料理店」を習いました。まんがバージョンでさらりと再読。山猫軒から逃げ出すところまでは覚えていたけど、その後の2人の猟師がどうなったかまでは覚えておらず、え、そういう結末なの❓️とラストだと思っていた山猫軒の脱出よりも怖かった😅 「猫の事務所」は職場の闇の部分が怖い…今でもこういう追い込み方、悲しいけど、存在しますよね😣2020/09/08
juni
6
マンガで読むとさらっと読めるから導入にはいいね。表題作より、最後の『猫の事務所』が印象に残った。絵もきれいでよし。2012/07/20
ふぉんだんしょこら
2
文章だけで読むのとはまた違った面白さがあって、よかった。ネコの事務所の話はよく身近に起こる人間の醜さがあって耳が痛かったなぁ…。2014/09/06
空
2
え、「注文の多い料理店」のオチってこんなだったっんだ…。2011/08/03