出版社内容情報
子どものちょっとした行動が、じつは法を犯しているかもしれない。冒険心で、あるいはいたずら心でやってしまいそうな行動から、明らかなNG行動まで、言われないと気づけない違法行為の数々を紹介。法律を身近に感じられる楽しい一冊。
目次
まち編(人の家にボールが…とっちゃえ!;この空き家、ひみつ基地にしよう! ほか)
友だち編(借りたマンガはオレのもの!;ゲームのIDとパスワードを教えてよ ほか)
学校編(落書きして思い出を残そう;卒業式でいたずらしちゃえ ほか)
交通編(青信号が点滅しはじめた…ダーッシュ!!;ながらスマホで移動時間をうまく使おう ほか)
家編(海賊版って何?タダなら見なきゃ損!?;SNSのアイコン?もちろん推しの写真 ほか)
著者等紹介
小島洋祐[コジマヨウスケ]
虎ノ門法律経済事務所 弁護士。開成高校・中央大学法学部法律学科卒業。2年間の最高裁判所司法研修所、司法修習生(22期)を経て、昭和45年に弁護士登録、東京弁護士会所属。東京弁護士会常議員、日弁連代議員。法務省、人権擁護委員を2期(6年)務め、その後、港区教育委員会教育委員を5期(18年、うち教育委員長5回)、都市計画審議会審議委員2期(6年)。港区社会福祉協議会理事、東京都後期高齢者医療広域連合の個人情報保護等審議会及び行政不服審査会の各委員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
15
4200円堅牢本。来年度購入予定。子どもたちがついついやってしまいそうなことが、もしかしたら犯罪かもよ?という切り口で、まち編・友だち編・学校編・交通編・家編に分かれている。次頁に解説が載っている2ページ構成。卒業式(儀式)を妨害するのは儀式妨害罪、乗客が理由なくバス運転手に話しかけると旅客自動車運送事業運輸規則違反になる。でもあんまり細かく気にすると物語(読書)を楽しむ妨げにはなるかもねー^^; 秘密基地なんて立派な犯罪だし。でも知らなかったじゃ済まされないのもまた事実。2025/03/14
ちい
4
子供のために借りたが、読んでみる意外と知らない自分もやってしまっていることがあった。例えば、自分に処方された薬を家族や友人に飲ませるのは薬機法違反。頭痛や生理痛の時に、親切心で職場で鎮痛剤をあげるの、よくある。同居時代、義父が息子宛の手紙を勝手に開封して嫌な気持ちになったが、あれも信書開封罪だった…!当人同士、同意して喧嘩するのも決闘罪という罪なのは知らなかった。「お前、表に出ろや」というタイマンは、同意していても罪なのね…へぇ〜。貸した物を勝手に取り返すのも罪。ゲーム機は家から持ち出さないのが無難だね。2025/02/23
たぴ岡
1
ふむ、やってしまったことがあるものもあったような気が……今日この瞬間から気をつけます。これは子どもだけでなく大人にも読んでほしい。やっちゃってる大人も絶対いるよね……細々とした法律のことは知らない人も多いと思うので、こういうとっつきやすいところから入って知っていけたらいいのかなぁと。小学校低学年くらいからこんな感じの本を読んでいたかったなぁとか。2025/02/24