内容説明
まいにちおこられてばかりのぼく。なんで、ぼくはおこられるんだろう?なんで、ひとはおこるんだろう?ドキュメンタリーTV番組「情熱大陸中川ひろたか編」から生まれた絵本。
著者等紹介
中川ひろたか[ナカガワヒロタカ]
1954年埼玉県生まれ。保育士、バンド「トラや帽子店」を経て、現在はシンガーソングライター、絵本作家として活躍、『ないた』(金の星社)で日本絵本大賞、『歯がぬけた』(PHP研究所)でけんぶち絵本の里大賞のびばからす賞を受賞
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府生まれ。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターへ。現在は絵本や児童書を中心に活躍。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、『いろはにほへと』(BL出版)『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アサガオ
278
おこる(`へ´*)ノ「『なぜ人は怒るのだろう』◇約束を守らないから◇やって欲しくないことをやるから」.「『怒っている人はどんな気持ちなんだろう』◇イライラしている◇心を痛めている」.「『怒らない人になるためにはどうしたらいいんだろう』◇ちょっとの失敗を許す心をもつ」.「でもさあ、失敗しない人間なんているのかな◇失敗して、怒られて、一歩一歩成長していくんだと思うなあ。◇怒られたら嫌な思いになるけど、失敗は気付きに繋がり、必ず成功に繋がると信じてほしいなあ。」.「この絵本から大切なことを学んでほしいなあ。」2016/10/29
masa@レビューお休み中
138
子どものときって、よく怒られたよなぁ。母親や父親はもちろん、学校の先生や、近所のおじさん、おばさんとかにも怒られたような気がします。絵本の主人公である少年も、毎日怒られてるんですよね。寝坊をして、嫌いなピーマンを残して、植木鉢を割ってなどなど…。しかも、そこで終わらないのが少年のすごいところなんですよね。なぜ人は怒るのか、どうしてあのとき怒られたのかを考えるんですよね。想像すること、これが何においても必要なことなんでしょうね。2015/12/20
アサガオ先生
101
おこる(`へ´*)ノ「『なぜ人は怒るのだろう』◇約束を守らないから◇やって欲しくないことをやるから」.「『怒っている人はどんな気持ちなんだろう』◇イライラしている◇心を痛めている」.「『怒らない人になるためにはどうしたらいいんだろう』◇ちょっとの失敗を許す心をもつ」.「でもさあ、失敗しない人間なんているのかな◇失敗して、怒られて、一歩一歩成長していくんだと思うなあ。◇怒られたら嫌な思いになるけど、失敗は気付きに繋がり、必ず成功に繋がると信じてほしいなあ。」.「この絵本から大切なことを学んでほしいなあ。」2016/11/13
国士舘大学そっくりおじさん・寺
72
久しぶりに読んだが、やっぱり長谷川義史の絵本は良い。長谷川義史の描く子供達の可愛い事。兄妹喧嘩で泣き喚く妹の絵を見ると、やっぱり上手い…と思う。中川ひろたかの文も好きだ。この絵本は毎日怒られっぱなしの少年が、怒るという事を自分なりに考察する内容。私も仕事に行くたびにいつも怒っている。少年の考えるように、いつも後味は悪い。しかし怒らなくてはならない時がある。怒りたくない。絵本を読むと、時々考えさせられる。まあ、書いているのは大人だが。読んでいる子供の向こうにいる大人にも、上手く問題提起しているのだと思う。2016/03/30
chimako
69
この本にサインいただきました。 毎日毎日怒られてばかりのぼく。ねぼうしておこられ、ピーマンのこしておこられ、しゅくだいわすれておこられ。いっそ怒られないところに行きたい。でも何してもだれにも怒られない一人ぼっちはさびしい。僕だっておこるときはおこる。おこったあとはこころがどんより。最後に僕は思う。「なるべく おこらないひとに なりたいんだけどなぁ」私もなるべくおこらないひとになりたいんだけどなぁ……2014/08/06