出版社内容情報
ホバートは希望を胸に秘めた前向きなこぶた。夢はタップダンサーになること。ところがベーコンにされる運命だと知って、命がけの大脱走!個性豊かな兄弟たちと力を合わせ、やがて夢を実現するサクセスストーリー。 小学校高学年~
内容説明
ホバートは、どんな運命にも立ちむかう「希望のこぶた」。自分の力を信じてとびきりの夢をかなえたこぶたたちのサクセスストーリー。
著者等紹介
ブリッグズ,アニタ[ブリッグズ,アニタ][Briggs,Anita]
アメリカ、ニューヨーク州チェリー・バレー在住。ウィロウ・ヒルという丘にある18世紀建造の家に、夫と6人の子ども、ネコのミス・キティと住んでいる。ハープ奏者としても活躍
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山県生まれ。法政大学大学院英文科専攻博士課程修了。法政大学教授、翻訳家。英米文学を中心に多数の訳書がある
落合恵[オチアイメグミ]
1970年、埼玉県生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、雑誌のイラストを描き始め、現在はフリーのイラストレーター。2001年よりオリジナルブランド「megpgq」(ミージーピージーキュー)を立ち上げ、雑貨店や通販で販売を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
34
こぶたのホバートは、4匹きょうだいの末っ子。優しいミルズさんの素敵な牧場でのびのびと暮らすこぶた達は、とてもきれいで、それぞれ素晴らしい才能を持っています。けれど、上のきょうだい達は、農場のこぶたの「さだめ」に気づいてしまい…。運命、才能の限界、苛めを受けて皆が打ちひしがれる時も、ホバートは心に希望の火を灯し続け、その光できょうだいを導き、道を切り開きます。リズムが良く、力強い希望に満ちたおはなしは、声に出して子ども達に読み聞かせるのにぴったりな一冊です。2018/09/24
S.Mori
14
表紙の可愛い絵が気に入ったので、読んでみました。仲良く楽しく暮らしていたこぶたちに、危険が迫ってきます。業者に売られる日が近づいてきたのです。ホバートだけは希望を捨てずに、他の兄弟たちに逃げ出そうと言います。タップダンスを踊るこぶたと言う設定が面白いです。想像するだけで可笑しくなります。他にも詩をつくるバイロン(!)と言う豚が出てきます。最後はめでたしめでたしのハッピーエンドで気持ちよく読める童話でした。2020/06/14
遠い日
10
どんな運命にも立ち向かう子豚、ホバート。困難にはストレートに前向きに。きょうだいたちの弱音も回収、後押し。夢は叶う。諦めるな。粘り強くどんどんいくのだと、力強いメッセージを受け取る。まだわたしにもある夢。諦めないぞ、いつかきっとと再び思う。2017/11/09
lovemys
3
マイペースで楽観的なホバートが可愛い♪なんとな~く、ベイブを想像させるけど、ベイブの進化前、みたいな物語でした。もうちょっとグッと掘り下げて欲しい感じもありましたが、ほのぼのな雰囲気もいいのかな?サクッと可愛らしいお話しでした~☆2015/01/21
timeturner
2
つねに前向きで、他人から押し付けられた運命にさからい、才能を磨いて幸せになれた子豚たち。よかったね、めでたしめでたし、とは思えない大人の悲しさ。才能のない豚たちのことを考えちゃうからね。まあ、そう言いつつベーコンもソーセージも食べ続けるんだけど。2015/02/27