出版社内容情報
2003年課題図書『ドッグ・シェルター』。その主人公に憧れアメリカで直接指導を受け、ついに日本で不登校やニートの若者の自立支援施設を立ち上げた一人の女性。本と犬と人。その出会いがもたらす変化を追う感動ノンフィクション。
少年院で捨て犬の世話しながら更生するプログラム<プロジェクト・プーチ>を立ち上げたジョアン、罪を犯したネート、ネートが育てた犬の新しい飼い主となる自閉症の少年ジョーダンを追った『ドッグ・シェルター 犬と少年たちの再出航(たびだち)』。2003年度青少年読書感想文全国コンクール 中学校課題図書でもあった本書を読んだ上山琴美さんは、その内容に強く共感し、ジョアンに直接教えを請いにアメリカに飛ぶ。
帰国後、日本の若者たちの自立支援にプーチの手法を使い、捨て犬たちの命をも救っていく。そして犬たちは、社会から離れてしまった若者たちに、再び光のなかへ第一歩を踏み出させていく。
『ドッグ・シェルター』という一冊の本が蒔いた種を、一人の読者が育て、大きく花咲かせていく様子を『ドッグ・シェルター』の著者自身が追う。
今西 乃子[イマニシ ノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。ホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、作家。国際理解をテーマに講演や、小・中学校の講師も務めている。児童文学者協会会員。著書にベストセラーとなっている『犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない』をはじめ、『よみがえれアイボ ロボット犬の命をつなげ』『命を救われた捨て犬 夢之丞 災害救助 泥まみれの一歩 』『心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師』『ドッグ・シェルター 犬と少年たちの再出』『おかあさんのそばがすき 犬が教えてくれた大切なこと』(金の星社)『さくら猫と生きる』(ポプラ社)など多数。
浜田 一男[ハマダ カズオ]
1958年、千葉県生まれ。東京写真専門学校(現東京ビジュアルアーツ)卒業。1984年にフリーとなり、1990年写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。『小さないのち まほうをかけられた犬たち』(金の星社)ほか、企業広告・PR及び雑誌・書籍の撮影を手がける。数点の著書の写真から選んだ「小さな命の写真展」を各地で開催。
内容説明
「人がその人らしく自分の人生を生きることができる。犬がその犬らしく生きることができる、そんな世界をつくりたい」一人の若い女性の情熱が、人と関わるのが苦手な若者たちと捨て犬をつなぎ、変えていく。
目次
1 犬と共に歩む
2 マクラーレン少年院「プロジェクト・プーチ」
3 犬と出会う
4 はるかとポチ
5 雄太とペー
6 ポチとペーの旅立ち
7 新たなる挑戦
8 再出発
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクションを手がけるようになる。執筆のかたわら、愛犬を同伴して行う「命の授業」をテーマに小学校などで、出前授業を行っている。日本児童文学者協会会員
浜田一男[ハマダカズオ]
1958年、千葉県生まれ。東京写真専門学校(現東京ビジュアルアーツ)卒業。1984年にフリーとなり、1990年写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。企業広告・PR及び雑誌・書籍の撮影を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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