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出版社内容情報
一度は人に捨てられた犬たちと過ちを犯した少年たちが、再び社会と人間への信頼を回復していく姿を取材し、豊富な写真と共に追う。改めて命の大切さを考える感動のドキュメント。
第49回(平成15年度)青少年読書感想文全国コンクール 中学校の部 課題図書です。
内容説明
殺処分してしまう施設でなく、捨て犬たちの新しい家族を探す橋渡し役、それがドッグ・シェルターです。アメリカのポートランドでは、新しい飼い主へ渡すまで、犬のすべての世話とトレーニングを、少年院の子どもたちがおこなっているプロジェクト、“プロジェクト・プーチ”があります。犬たちはここで人間への信頼を取り戻し、そして少年たちは「命」を預かることにより、その大切さを学び、自分自身の存在価値を見出していきます。少年・ネートと彼の選んだ犬・ティリー、そしてティリーの新しい飼い主となった自閉症のジョーダン。2人の少年と1匹の犬を通してプーチの活動を紹介し、「命」とそこから生まれる無限の可能性について考えます。
目次
プロローグ 犬をゆずってください
1 マクラーレン少年院の子どもたち
2 ネート・ミッチムという少年
3 ネートの一日
4 ティリーが来た
5 ジョーダンとクレイグ
6 ビッグ・ブラザーとベスト・フレンド
7 新しい家族
8 ネートの手紙
9 ネートとジョーダンの挑戦
10 ティリーの心
エピローグ ネートの再出航
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。シンガポールのホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、旅行記と、子どもの道徳・倫理問題に関連した執筆をきっかけにフリーライターとなる。インドのストリートチルドレンと出会って以来、ライフワークとして世界の子どもたちの取材に取り組む。国際理解をテーマにした講演や、小・中学校の総合学習の授業等で講師を務めている。現在、特定非営利活動法人・アジア教育支援の会理事。著書に、第48回産経児童出版文化賞推薦となった『国境をこえた子どもたち』(あかね書房)がある
浜田一男[ハマダカズオ]
千葉県市原市生まれ。1984年フリーとなり、写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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