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出版社内容情報
佐渡トキ保護センターのキンは、日本産最後のトキ。日本中にいたトキが、なぜ絶滅危機への道を歩むことになったのか?トキの歴史と共に、トキ保護に全てをかける人々の苦労とトキとの交流を、綿密な取材をもとに描く。 小学校高学年~
内容説明
ニッポニア・ニッポンの学名をもち、かつて日本中に生息していたトキは、ついにたった一羽となった。トキ色の美しいつばさを、佐渡の大空でみることは、もうないのだろうか?トキ保護に命をかけてきた人たちの、全記録。
目次
はじめに トキのいる島へ
1 トキは神の鳥
2 鳥追い歌のトキ
3 トキを守る人びと
4 佐渡トキ保護センター
5 まよいでた幼鳥
6 名前はキンちゃん
7 かえらなかった卵
8 野生のトキを捕獲する
9 中国、秦嶺山脈のトキ
10 二十五年ぶりのキンちゃん
11 鳥は人間のなかま
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
7
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
Cathal
0
今はもう見られない、トキのいる風景・・・ 当たり前だったものが失われる寂しさを感じた。2011/01/27
あろんそ
0
ちょうどトキを野生に復活させようという動きが大きくとりあげられていたころ手に取った。当時小学生だったのであまり深く考えず、そうか、復活するのか、よかったなあ、などとぼんやり思っていたけれど、日本のトキがたどった運命を読み進めるうちに、そう簡単な話ではないのかとわかりはじめた。何事もちゃんと知りたいものだと初めて思わせてくれた本。
ちぃ
0
小学生の時に読みました!! トキの事を、何も知らなかったけれど、これを読んでからは トキに興味が持てました!!今は、自然のトキは、いないけれど、 たしか、少し前にトキのニュースがあったような・・・ 一生懸命にトキを、絶滅させないためにがんばった人たちは、 すごいと思ったけれど、そこまでのことになった原因が、人間 だと思うと、少し悲しい気分になりました。
キヨ
0
野生の最後のトキきんちゃん死亡後、絶滅となる。中国からもらい受けた2羽を、新潟県の「佐渡トキ保護センター」で大事に育て、今では自然繁殖し191羽飼育している。野生下の生息数は458羽。飼育、繁殖、保護に関わった方々の努力の証。素晴らしいです。2021/06/06