出版社内容情報
●永遠の名作をあなたに――●
100ねんかん ねむりつづけた 「ねむりひめ」 わすれられない グリムのおはなしです
from いもとようこ
ある王国に待望の姫が生まれました。ところが杯の数が足りず、誕生を祝う宴会に呼ばれなかった占い師から15歳になったら姫は死ぬという呪いをかけられてしまいます。茨に囲まれたお城の情景が美しいグリムの名作。
著者等紹介
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
130
あまりにも有名なグリム童話のひとつだけど、「いばらひめ」や「眠りの森の美女」「眠れる森の美女」そして「ねむりひめ」などタイトルはさまざま。今回は、いもとようこさんのやさしいタッチの絵で楽しんでみた。よく知っている結末より、どうして眠らされる羽目になったかっていうほうに注目してみると、招かれざる客の存在が大きい。いばらの隙間からお城を望むこの表紙、けっこう好きだ。2014/05/25
遠い日
13
グリムの仄暗さも、いもとようこさんはソフトにくるむ。お姫さまという存在は、一時期にせよ女の子の心を虜にするもの。魔法使いにひどい目にあわされるのも、姫の運命の心悲しさを強調して、そのあとの幸せなシーンを盛り上げるもの。どきどきとハッピーのバランスがお話の魅力。2018/03/06
雨巫女。
10
《書店》茨は、眠った人々を護る為に生えたのでしょうか。2013/04/12
ケニオミ
6
あらすじを説明する必要のないくらい有名なグリム童話ですね。表紙が魅力的だったので手に取りました。金の皿が12枚しかなったので、国にいる13人の占い師の中の一人を娘の誕生祝いに招待しなかったなんて。盛大なパーティを開く財力のある王様がすることではない気がして仕方がないですね。たぶん招かれなかった理由は、常日頃から悪い占いばかりする占い師だったからだと思えます。となると、招いても招かなくても同じような占いとなったんだろうなと思えてしまいます。そんなことを考えながら楽しく読了しました。2013/05/04
がぉ@春待人
4
ねむりひめ、言わずと知れたグリムの有名名作です。 そういえば昔、いつも寝てたので、あだ名が「ねむりひめ」で、 メールアドレスが「Sleeping Beauty@」の子がいたなぁとふと思い出しました。2014/11/25