出版社内容情報
雪のこおった月夜の晩、四郎とかん子は、こぎつね紺三郎と出会い、幻灯会に招待されます。かた雪かんこ、しみ雪んこ―。賢治独特の幻想の世界に誘う、美しく印象的なアニメーション映画より。 小学校中学年
内容説明
野原の雪がこおって大理石よりもかたくなり、まるで一枚の板のようになります。月夜の晩には鏡のようにキラキラ光ります。雪を渡って、すきなほうへどこまででも、行けるようになるのです。四郎とかん子は、森のなかで小ぎつねの紺三郎に出会いました。これからはじまるお話は、子どもたちと小ぎつねの心あたたまる物語です。この本は宮沢賢治全集を原典とし、全文をおさめました。なお、読みやすい表記に改めてあります。