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出版社内容情報
東京下町に今も残る1本の電柱は、東京大空襲の炎の夜、そのすべてを見ていました。話題の映画「戦争と青春」の子どもたちのための原作。
内容説明
ゆかりと進一の家の近くに、まっ黒こげの電柱があります。これは、咲子おばさんにとっては、たったひとつだけの、だいじなめじるしなのです。東京大空襲のほのおの夜に、おばさんは、赤ちゃんの蛍子ちゃんとここで、はぐれてしまったのです。ふたりはとうさんから、その話をきかされて…。小学校3・4年生から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
アニメーションの書籍化したものです。被災電柱(現在はないか、すくなくとも台東区の平和史跡マップには掲載されていません)にはびっくりしました。原爆ドームの保存にもさまざまな意見があったんだから、こんな小さい電柱は残すの大変だろうなあ。日本中で空襲があった。そして、そのことをみんなにおぼえておいてほしい。まだ、その時の思い出で飛び起きる人がいることも。2018/02/06
ヒラP@ehon.gohon
15
戦後80年の節目に、もう一度見直されても良い本だと思います。時代とともに姿を消していく戦争遺構の語る言葉に、耳を傾ける大切さを感じつつ読み終えました。2025/04/13
サウスムーン
1
平和学習ブックトーク候補本。今も残る「やけのこりの電柱」をテーマに東京大空襲を今の子供たちに伝える物語。挿し絵やルビが豊富、ストーリーも分かりやすく、空襲の悲惨さも伝わ良本。途中の豆知識も役だつ。2013/05/22