出版社内容情報
家族の愛、下町の人情、そして戦争…。故林家三平師匠のおかみさんがつづる自叙伝的エッセー。
内容説明
路地にあふれる、子どもたちの声。やがてただよってくる、晩ごはんのおいしそうなにおい…。下町で生まれたかよ子は、家族の愛と、人びとの人情につつまれて、明るく育っていきました。戦争で、大切な家族や友だちを失いましたが、幼いころの思い出は、大切な宝もの―いまも心の中にかがやいています。小学校高学年・中学向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
にたいも
5
昭和8(1933)年、東京の下町、本所竪川(現・墨田区)の竿師の家に生まれた海老名香葉子さんが生まれてから国民学校5年生の東京大空襲で家族を亡くし、伯母の家に引き取られるまでのエッセイ。両親、兄弟、祖母たち、友達、近所の人たちの声が聞こえてくる、何気なくも愛おしい日々を27編、十分に読み味わうことで、かよちゃんが失ったものがどれだけ大切なものだったかがよく伝わってくる。2026/02/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
読書会【テーマ 戦争と平和の本】2017/03/14
ぱんち
1
小学生の時に読んだ本。 戦争の話で悲しかったけど、読みやすくて何度も読んだ。 人に貸したら借りパクされた、最初の本でもある。
Unicorn
1
戦前から戦後にかけての著者の体験記。読んでいて、辛いものがある。当時、韓国が日本の統治下にあったことも書かれている。幸せだった家族が、戦争によって離散。当時、小学生だった著者は、縁故疎開することに。戦争は、二度と繰り返してはならない、そう思わされる。児童書だけど、大人にも読んでほしいと思う。火垂るの墓は、親戚の人たちに冷たくされていたけど、こっちは温かさが滲んでるので、こっちの方が個人的には好き。2012/10/12
筆
1
小学一年生の夏休みに、おじいちゃんが買ってくれた本。焼け跡を尋ねる香葉子と家族の幻影が対話するシーンは忘れられない。




