出版社内容情報
両親の離婚のため、祖母の家に預けられた12歳の少女クリス。人間的に成長する姿を巧みに描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東雲
3
両親の離婚問題を切っ掛けに12歳の主人公クリスは母の元を離れ7歳の妹ジャッキーと父方の祖母の家で一夏を過ごすこととなる。いつもヒステリックな母親とかまってちゃんの妹、彼らに対して苛立つ彼女は父親の元で暮らすことを望むが……。タイトルとは裏腹に重い話です。周囲の人の悪いところにばかり目が行く、そんな自分に苛立ちを感じるところに共感してしまいます。ましてや12歳、どれほど辛いことでしょう。彼女たちが成長していく過程、その結果には思わず涙が出ました。10代向けの作品ですが、大人でも楽しめます。2014/06/13
mami
2
おとなになるための試練。。心の葛藤が切ない2012/05/21
なるこ
1
地元図書館の除籍図書として読みました。12歳の少女の葛藤と成長のお話。 個人的に、妹の”女の子”な感じが今自分の身近にいる子と凄く似ていて、それは世界共通なんだなぁとしみじみ思いました。 ファンタジーと現実感が上手く混ざっていていいと思います、しかし多感な少女の成長には離れて暮らす魔女っぽいおばあちゃんが鉄板って事なんですかねぇ。2016/10/19