内容説明
12歳のゆきの家族は、父母とあまえんぼの妹の4人。いつも笑いのたえなかった家に、ある日突然、暗いかげがさす。それは、父の心の病だった。なにもしたくないという父。夜の庭で、うずくまる父…。家族は干潟の町をあとにして、森の小さな家で、新しい生活を始める。父の笑顔を取りもどすために。少女の多感な目を通して、人の悲しみと愛を、みずみずしい詩と散文でつづる。
12歳のゆきの家族は、父母とあまえんぼの妹の4人。いつも笑いのたえなかった家に、ある日突然、暗いかげがさす。それは、父の心の病だった。なにもしたくないという父。夜の庭で、うずくまる父…。家族は干潟の町をあとにして、森の小さな家で、新しい生活を始める。父の笑顔を取りもどすために。少女の多感な目を通して、人の悲しみと愛を、みずみずしい詩と散文でつづる。