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出版社内容情報
ふたごの姉妹サラとレベッカが見つけた男の子は、いろいろな音を使って心を伝える。魔女の予言では、この子は妖精で一年と一日しか生きられないのだ。人間の愛と希望、死への恐怖を詩情豊かに描く。 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
9
図書館本。ちょうど夏至時分に企画本の棚から。気にはなっていた本だったので暑い日にぼ~っとなりながら読む。双子っ子も父母も、司祭も地主も魔女もまわりの人たちも船の人々も、そしてアダムとまるまる一日一緒に本の中で過ごした。最初はちょっと怖く感じた絵にだんだん色彩が加わってきて、まるでいろいろな音も聞こえてくる時間を過ごす。これは不思議な一冊かも。2018/07/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
レベッカとサラの姉妹はある日、言葉ではなくカモメの鳴き声を出す男の子アダムを拾います。きっと妖精の子に違いない過ごすのですが、ものしりの魔女に聞くと一年と一日経つとこの世から消えてしまうかもしれないと言われます。不思議なおはなし。2018/10/04
小川一輝
1
妖精の男の子とその子を発見した家族の暮らしを描いたファンタジー。タイトルは近所の魔女(!)にこの子は妖精の子で一年と一日だけ一緒に居られるという予言から。舞台がケルト文化が色濃く残るコーンウォール地方なので妖精が出てくるのですが、面白いのはその子を教会に連れて行きアダムと命名されるなどキリスト教的なものと非キリスト教的なものが排斥せずに同居している点です。物語自体は神話的モチーフに溢れながらもこれといった山場もなく終わるのですが、キリスト教圏の人たちからすればこの世界観そのものが特異なのかもしれませんね。2017/08/07
すんだ
0
メイン3作目。今までと全然違う。やはり多才な作家らしい。2013/10/22