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出版社内容情報
軍国主義の重圧に、学問の自由と理想をうばわれる苦学生の葛藤を描く「足摺岬」、戦争がもたらした悲しみを、幼い女の子の心を通して綴る「幼女の声」など、ロマンチシズムあふれた珠玉の作品集。 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
42
金の星社版で読みました。初めての著者でしたが、衝撃が走るほど良かったです。「落城」「足摺岬」「絵本」「幼女の声」「童話」「沖縄の手記から」「日本の風景日本の美しさ」を収録、自殺を思いとどめる「足摺岬」ももちろん良いのですが 個人的には「絵本」に感動しました。タイトルの由来はそれですか?と、着地点にも驚きましたが、下宿するまでと下宿してからの人間関係が徐々に広がるところ等、貧乏なところ等、興味がつきず、グイグイ読まされました。2017/03/12
オサム
1
高校時代に読んだ本、書棚からの引っ張り出し4冊目。昭和50年発行(第10刷)の角川文庫。 こういう題材・作風が受け入れられていた時代があったのだなあという…すなわち明治国家の矛盾を引きずり、拡大し続けていた終戦までの日本の姿を見つめる目があった時代があって今に至るという感慨がある。高校生の自分は、どういう思いでこの本を読んだのだったか。 廃刊にしてはいけない本のひとつだとは思うが、若い方はわざわざ読まないだろうなという気もする。2020/04/15
のんき
0
手持ちは角川文庫版
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