出版社内容情報
ラスコーリニコフは、あやまった思想観念におどらされて、強欲な金貸しのおばあさんを殺してしまう。この青年に罪のつぐないをさせて、新生への道を示すソーニャの献身的な愛を主題にした青春時代必読の名作。 小学校高学年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨の音
1
カラマーゾフは挫折したので、罪と罰はジュニア版に。特別な人間は何をしても許されるのか。特別な人間は人を勝手に裁いていいのか? 自分が特別だってことをそんなに証明したいのはなぜ? 巻き添えで殺されてしまった女性が気の毒でならない。その罪は許されるものではないのに、ソーニャで救われていく主人公。主人公もソーニャのような崇高な心を持てれば。2016/11/15
tnk.UZ
1
ジュニア版とあって読みやすい。キリスト教の本ですが、純粋にストーリーとして面白い。心理の描写が読み手をハラハラさせます。